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孤独死の作法

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  • サイズ 新書判/ページ数 175p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123607
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0295

内容説明

少子化、未婚率の上昇などにより単身世帯が急増している。これからの日本は、ひとりで息を引き取る=孤独死がスタンダードになっていく。メディアは孤独死を無縁の証であり、淋しい、悲惨だと騒ぎ立てるが、看取られずに死ぬのは、決して悪いことでも淋しいことでもない、ましてや不幸なことでもないと著者は言う。迷惑を最小限におさえ、遺された者たちに後悔や罪悪感を与えず、ひとりで満足しながら息を引き取る。そういう「ステキな孤独死」もあるのだ。本書は、これからの時代、避けようとしても避けられない孤独死を、前向きに明るく迎えるための指南書である。孤独死のための6つの作法を紹介する。

目次

第1章 孤独死なんて怖くない!
第2章 作法1 自分の「老後」を想像する
第3章 作法2 できるだけ早く発見してもらう―早期発見のためのセーフティネット
第4章 作法3 遺産の行方を知っておく―孤独死と相続の不適切な関係
第5章 作法4 葬儀について最低限の準備をしておく―どんなふうに弔われたいか
第6章 作法5 入るお墓を用意しておく―あなたが安らかに眠る場所
第7章 作法6 遺された人にメッセージを残す―遺言書とエンディングノート
第8章 「ひとり」を楽しみ、ステキな孤独死を迎えるために

著者等紹介

市川愛[イチカワアイ]
1973年、神奈川県川崎市生まれ。葬儀相談員市川愛事務所リリーフ代表。一般社団法人終活普及協会理事。服飾メーカー勤務後、葬儀業界で初めての葬儀エージェント(葬儀社紹介)企業に入社。「婚礼業界にウェディングプランナーがいるならば、葬儀業界にもプロのサポート役が必要」との想いから、2004年に独立。日本初の葬儀相談員として、累計四〇〇〇件を超える消費者からの相談・質問に対応するほか、お葬式の事前準備サポート、各地での講演、執筆、テレビ出演、葬儀情報サイトの運営、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりのき

3
人間はいつか必ず死ぬ。結婚していても、子供がいてもその時に誰かがそばにいるとは限らない。というか、配偶者に先立たれて、しかも子供と同居していないなんて大いにあるだろうし。でも、一人で死ぬのはそんなによくないことなんだろうか?と思う。 「孤立死」と「孤独死」はぜんぜん別物。要は死後に周囲の人にかけてしまうだろう迷惑や手間をできる限り回避しましょう。そういうテーマの一冊。大いに賛成。2012/04/08

さだはる

2
ここ20数年のネット技術の進化などを見ていると、あと10年もすれば、人を介した見守りより、AIなどを駆使したロボットに頼ることの方が主流になるように思います。にしても、死後の処理はスムーズに出来るように、準備は必要ですね。葬式や墓の話になると、こりゃあくまでも残った人の気持ちの問題で、結婚式と同じで、自分の為のもんじゃないなとつくづく思いました。正直、面倒やわ。上野先生の本は未読なので読んでみなくちゃね。2016/03/14

とおたん

2
遺産処理、葬儀埋葬の希望もあるが、死後如何に早く発見してもらうかが最も気がかりな事である。コミュニティへの参加や気にかけてくれる身近な友人を作るのがもっとも良いとのことだか年を取ってから輪を拡げるのは自分にとっては困難なこと。やはり見守りサービスを考えるしかないかな。2012/04/13

つな

2
タイトルのインパクトは強いが、早期発見など人に迷惑をかけないように逝きましょうよ、ということと、逝くときは人間誰もひとり、というような意味合いかと。 思えば「一攫千金、億万長者に」など、誰もがなれないことに興味をそそられる人が多い。一方「死」については、当たり前だけど訪れない人は誰もいないのだから、非常に現実な話なのである。 具体的なトピックも多く読みやすい本。「知ることから考えることは始まる(池上彰)」と言うが、自身の現実として、自身の死を考えることに着手するにはとてもよい本。2012/02/04

ちょこ

1
孤立死を避け、孤独死となるための方策がいろいろと書かれている。死ぬこともとてもお金がかかるし、特に孤独死でなく孤立死となってしまうと、めちゃくちゃお金も手間もがかかる。ゆえに、元気なうちから死の準備をしておけばコストも迷惑も少なくなるし、何より死ぬことも怖くなさそうだ。人間は必ず死ぬのだから早めに始めておこう…。とにかく元気なうちに。身体を壊すと生前整理なんてやる気力も起きません。孤立死と孤独死の違いはぜひお読みください。2020/07/05

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