はじめましてのダンネバード

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はじめましてのダンネバード

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774333205
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

4年2組の蒼太のクラスに転校生がやってきた。彼女の名前は、エリサちゃん。ほとんど日本語を話さず、4時間目が終わると帰ってしまうエリサちゃんに、はじめのうちは興味津々だったクラスのみんな。だけど、日本語を話さないエリサちゃんは、次第にクラスのなかでひとりぼっちになってしまう。
 そして、給食の時間に起きたある事件をきっかけに、エリサちゃんはついに学校にこなくなって……。おさななじみのゆうりと一緒にエリサちゃんの家をたずねた蒼太は、エリサちゃんが弟の面倒を見るために、学校を休んでいることを知る。エリサちゃんのお母さんは、「学校にはまた今度行く」っていったけど、今度っていつなんだろう……。

 外国からきたクラスメイトと主人公とのかかわりを通して、読者に「相手の気持ちに立って想像すること」や「多様性を尊重すること」の大切さを伝える創作児童文学。

内容説明

太田先生が、カツカツとチョークを鳴らして黒板に書いた。―エリサ・ビソカルマ 名前?エリサ…エリサって日本人みたいな名前だな。

著者等紹介

工藤純子[クドウジュンコ]
東京都生まれ。2017年、『セカイの空がみえるまち』(講談社)で、第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人

マコカワイ[マコカワイ]
1990年生まれ。TVCMの制作を経てフリーランスのイラストレーターに転身。第17回TIS公募入選/第222回ザ・チョイス入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

61
誰もが苦手なことはあると思う。それを考えて、相手のことを思うことの大切さと、ちょっとした勇気の意味が、とてもよく伝わってくる。それには、少しでもいいから、立ち止まって考えてみること。これは、子どもも大人も関係のない、すべての人に当てはまることだと思う。2022/08/28

白雪ちょこ

19
最後まで、明るく楽しく元気になれるいいお話だった。 小学4年生の蒼汰は、人見知りが激しくもじもじしているところが、少々イラッとしてしまったが、エリサちゃんのために頑張ろうとする前向きな姿は、男らしさを感じた。 知らない国の言葉や文化に触れ合うことは、子供にとっては警戒心が強くなってしまう。 しかし、それを乗り越え、心で繋がり通じ合い、エリサちゃんの明るい笑顔がとてもキラキラしていて可愛かった。 挿絵もわかりやすく、最後の見開きのページも、キラキラとしていてとても良かった。2023/11/22

マツユキ

16
小4の蒼太のクラスから、ネパール人の転校生エリサがやってきた。エリサは、誰とも喋らず、突然、学校から帰ったりで、同級生の印象が悪くなっていくが…。相手を理解し、尊重する姿勢は、国とか、言語とか関係なく持っていたい。引っ込み思案な主人公ならではのストーリーで面白かったです。2022/08/11

遠い日

12
蒼太のクラスに転校してきたネパール人のエリサ。エリサは口も重く、日本語を理解できているのかどうかもわからない。4年生の仕事体験行事が始まり蒼太は貴重な体験をする。奇しくもエリサの父の店で働くことになった蒼太は、そこでお客さんたちからことばの壁を取っ払ったやりとりを通じて鍛えられた。間違っても、忘れても、やり直し聞き直せばいいという姿勢を学んだ。国籍やことばの違いを乗り越えるのは、お互いのリスペクトがあり「ありがとう」の気持ちがあってこそ。みんなが「ダンネバード」で繋がったのだ。ラストは感涙でした。2022/06/13

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

9
【第49回北海道指定読書感想文コンクール】中学年2023/05/13

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