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原発大崩壊!―第2のフクシマは日本中にある

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123294
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0230

出版社内容情報

止めるべきは浜岡原発だけではない!
すべての原発は地震で壊れる!
そのとき私たちを守る策は無い!
安全神話のツケがまわって来たいま、
私たちはどうすればいいのか?
原発の暴走を許してはいけない!

数年前から原発の安全性に警告を発し、3・11後も先を見越した発信を続けている自身のブログに、アクセス集中!
「国は規制値を変えるべきでない」発言の後、官房参与辞任、「すべての原発は一旦停止すべき」発言の後、浜岡原発停止など、本質を突く発言で定評のある原子力専門家・武田邦彦が3・11後の日本人と原発との関わり方を問う警世の書。

<緊急・書き下ろし>

【目次】
第1章 事態は「想定内」で進行中
第2章 すべての原発は地震で壊れる
第3章 私たちはどうすればいいのか?
第4章 原子力・エネルギー政策はどこへ向かうのか?

内容説明

安全神話のツケがまわって来た。なぜ常識では理解できない論理がまかり通るのか?3・11以後を生きる私たちの勇気と覚悟が問われている。緊急書下ろし。

目次

第1章 事態は「想定内」で進行中(原発の電源は失われる可能性がある;フクシマを教訓に私たちが考えるべきこと ほか)
第2章 すべての原発は地震で壊れる(耐震指針は住民ではなく原子炉を守るためにある;「原発〓(ニアリーイコール)原子炉」という思い込み ほか)
第3章 私たちはどうすればいいのか(想定通りに進んでいるから対策は立てられる;「3つの原則」に従って生活する ほか)
第4章 原子力・エネルギー政策はどこへ向かうのか(日本という国家は原子力といかに付き合うべきか;政府がデマや風評の発信元になっている ほか)

著者等紹介

武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京都生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。東京大学教養学部基礎科学科卒後、旭化成工業に入社。同社ウラン濃縮研究所所長、93年芝浦工業大学工学部教授、02年名古屋大学大学院教授、07年より中部大学総合工学研究所教授、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員を歴任、名古屋市経営アドバイザー。TV、雑誌等で環境・原発問題に関して独自の見解を披露し、注目を浴びている。3・11福島原発事故以来、自身のブログにアクセスが殺到、質問・相談のメールも多数寄せられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

358
著者は原子力委員会や安全委員会で専門委員を務めた。しかも、この人は原則的には原発賛成派だ。安全な原発を作れる技術が日本にはあるとの立場からである。その人からの警告は、現状の原発は原子炉そのものは強固でも、周縁の電源設備があまりにも脆弱で危険この上ないこと(フクシマがそうであったように制御できなくなる)、また、そもそもの安全基準が住民や国民(一度事故が起きればその影響は実に広範囲に及ぶ)を対象にしているのではなく、原子炉を守ることにしかない、ということである。さらには官僚制と当事者の無自覚とがこれに拍車を⇒2018/02/02

mitei

46
今回の原発事故に関しては一番冷静な分析がなされている一冊だと思う。そして今後の展望も書かれていて納得の行くものだった。しかし著者は地震前は環境系にくわしい学者だと思ってたら原子力にも一家言あるかただったとは知らなかった。2011/07/07

壱萬弐仟縁

34
明朝太で、原子炉は地震で壊れないかもしれない。しかし、すべての原発の電源は震度5程度の地震で止まってしまう可能性がある。これを記憶に留めて読むこと(15頁)。日本の原発は震度5や6、いや4でも冷却の電源は失われるのだ(27頁)。恐るべきこと。武田先生は、住民の生命や健康、財産は被ばく被害から守られなくてはならない(59頁)という。新耐震基準は原子炉守るのが先というのが逆だという。生存権と人間の安全保障ですよね。先生はヨウ素剤とオートバイで逃げる手段を用意すべきという(60頁)。2015/11/18

巨峰

20
ブログ以上のことはあまり書いてないけれど、それでも刺激的な武田先生の著書。ウラン濃縮の第一線で研究を続けられてきただけに、説得力があります。2011/06/23

来訪者

8
この問題にコメントするにはまだ自分は知識・理解共にまだまだだと思うので控えます。ただ色々な角度から見る必要があると思うのでこの一冊だけでなく何冊か読んでみたいと思います。2011/07/18

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