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超大国 中国の本質

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123126
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0230

内容説明

尖閣諸島沖中国漁船衝突事件に現れた赤い超大国・中国の本質。緊迫する日中関係と朝鮮半島有事に日本政府は、なぜ弱腰外交を続けるのか!?その歴史的背景から中国問題の深層を第一人者が鋭く斬る。革命中国とは何だったのか。毛沢東による文化大革命、天安門事件の悲劇、〓(とう)小平の功罪、チベット、ウィグル少数民族の弾圧、日中友好に始まる朝貢外交、歴史認識、靖国問題、資源争奪、レアアース禁輪、海軍力増強による世界覇権主義―。それらは、中国共産党独裁政権の権力維持という一点に帰結する。グローバル化する国際社会に中で、日本はどう中国に対峙していけばいいのか。歴史の深層を見抜き、世界を知る賢者の一冊。

目次

序章 現代中国を読む眼(日本人の中国認識を支える三つの柱;「大陸国家」としての中国と「島嶼国家」としての日本 ほか)
第1章 政治・外交・安全保障の国家危機を糺す(尖閣問題―「日中友好」外交の陥穽;東アジア共同体幻想と中国の覇権主義)
第2章 革命中国とは何であったか(中国革命の終焉―天安門事件一周年に際して;対談・中国は離陸するか)
第3章 天安門事件とは何であったか(鼎談・中国民主化の火は消えず)

著者等紹介

中嶋嶺雄[ナカジマミネオ]
1936年長野県松本市生まれ。東京外国語大学中国科卒業。東京大学大学院国際関係論課程修了。社会学博士。専攻は国際関係論、現代中国学、アジア地域研究。東京外国語大学教授を経て、東京外国語大学学長を務める。アジア太平洋大学交流機構(UMAP)初代国際事務総長などを歴任。現在、国際教養大学理事長兼学長として、先進的な大学教育に取り組んでいる。20003年正論大賞受賞。1966年文化大革命期の中国に、人事院総裁に直訴して単身乗り込んで以降、中国研究の第一人者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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