内容説明
ヒト・ゲノムの解析とともに、遺伝について多くのことがわかってきた。しかし、遺伝、血統について古くから言い伝えられてきた、サラブレッドの世界においては、誰もが口を閉ざしたままだ。禁断の「血統」について、遺伝子という科学から探る、究極の書。
目次
第1章 サラブレッドの血の歴史には、叡智が宿っている
第2章 馬の祖先はウサギ?人類の祖先はネコ?
第3章 オス(牡馬・男性)は退化?メス(牝馬・女性)は進化?
第4章 サラブレッド、スピードの遺伝
第5章 馬の知能を探る
第6章 速く走る馬を見分ける
第7章 クローン・サラブレッドの未来
第8章 最強の馬が、つくられる日
著者等紹介
吉沢譲治[ヨシザワジョウジ]
1955年、愛媛県生まれ。血統評論家。ノンフィクションライター。早稲田大学政経学部中退。ノンフィクション、小説など多彩な分野で活躍していた、岩川隆氏に師事。週刊誌、月刊誌の記者を経てフリーに。1999年1月『競馬の血統学~サラブレッドの進化と限界~』(NHK出版)でJRA馬事文化賞を受賞
田中匡[タナカマサル]
1947年、北海道生まれ。ゲノム遺伝子情報研究所所長。専修大学法学部卒。文部省関係を退職後、化学メーカー「理研ビニル工業株式会社(現・リケンテクノス株式会社)」に勤務。1981年より、広告業界に転身。コピーライター、クリエイティヴディレクターとして活躍。2001年より、ライターとして活動を開始するとともに、「ゲノム研究所」を設立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。