内容説明
メディアが多様化し、情報が洪水のごとくあふれる中、そこからいかに真実を読み取ればよいのか。メディア・リテラシー(情報活用技術)の重要性が高まる一方で、私たちは情報の“質”に対しては、あまりに無知・無関心であると著者は指摘する。本書では、公平中立を標榜するメディアの虚像を暴き、問題点を浮き彫りにするとともに、過去から現在に至るメディアの役割と本質を分析し、21世紀のボーダレス化する国際社会・高度情報通信化時代における、未来型メディアの指針を展望する。
目次
序章 情報を見極める時代
第1章 メディア・リテラシーとジャーナリズム
第2章 メディアの国籍
第3章 戦争とメディア
第4章 “コスモポリタン・メディア”の時代へ
第5章 21世紀のメディアのあり方
著者等紹介
保岡裕之[ヤスオカヒロユキ]
1963年、東京生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。米国ポイントパーク大学ジャーナリズム&コミュニケーション学科及び同大学院卒。1990年より、アメリカでジャーナリズムの研究をする一方、フリーランス・ジャーナリストとして、日米のメディアで執筆を行なう。1997年より活動の拠点を日本に移し、現在、各種メディアで活躍中
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