内容説明
’９５年８月２６日、オリックス対近鉄戦。引退を囁かれていたあるベテラン投手が一躍脚光を浴びる。四十歳にして無安打・無得点記録を達成したのだ。この偉業に日本中が沸き上がった。翌年、チームは日本一になりながらも引退を勧告された。しかし、「納得」にこだわった男は、はじめての二軍で黙々と投げ続けた。―栄光の阪急とオリックスで、背番号「１１」を２１年間背負った男がはじめて「野球」を語る
目次
第１章 「納得」するまで
第２章 オレの投球論（ピッチャーのトレーニングとは；ローテンションピッチャーに要求されること；エラーが出たら何をするのか ほか）
第３章 オレの野球人生（野球との出会い；幻の巨人指名；阪急投手陣“強さの秘訣” ほか）
第４章 オレならこうする（メジャーキャンプでみた、日本人のマネできない技術；イチローの弱点と強み；戎開花の裏で ほか）
著者等紹介
佐藤義則［サトウヨシノリ］
元阪急・オリックス投手。１９５４年北海道・奥尻島生まれ。函館有斗高校で甲子園に春夏出場。日大で二二勝。７６年ドラフト一位で阪急入団。７７年新人王で球団日本一に貢献。８１年腰椎分離症で一年間の療養。８５年二一勝で最多勝。８６年最優秀防御率。９５年四十歳にして無安打無得点試合。９８年引退。通算五〇一試合一六五勝一三七敗四八Ｓ。九九～〇〇年オリックス二軍コーチ
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感想・レビュー
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もとむ
17
阪急、オリックスで活躍した佐藤義則投手の野球論（自伝も）。これは面白かった！一見根性論的な話のようで、実に理路整然とした話ばかりで納得。学生時代、こんな人に野球を教わりたかったな…。第3章の「オレの野球人生」も面白かったけど、第４章の「オレならこうする」は、オリックスで共にプレーした後輩、イチローについても書かれており、その洞察力には脱帽。佐藤の引退後、後のヤンキースA・ロッドの打撃投手を引き受けた話は圧巻。あのA・ロッドがその投球に驚き、引き止めて…。さすが40歳でノーヒットノーランを達成した実力派⚾️2024/11/30
文章で飯を食う
8
大酒のみのスポーツ選手は絶滅危惧種だな。だんだん面白くなくなるのか。2016/05/26
rubbersoul
1
「ええやんか、オレがいいっていってるんだから」2019/05/03
渋谷英男
1
走り込みと投げ込み、投手はこれだ。☆2.52015/07/05
