内容説明
英語はうまくなるに越したことはない。しかし、案外そこへの早道は「英語信仰」から逃れることかもしれない。英語への発想の転換を図り、「英語下手でいい」と開き直る。英語に心理的な距離を置く。英語を突き放す。それが英語上達への道かもしれない。いま必要なのは「ことばのエコロジー」だ!英語学者が放つ英語への痛烈な警鐘。
目次
序章 英語と私
第1章 日本病としての英語信仰
第2章 「役に立つ英語」のイデオロギー
第3章 日本女性の英語信仰
第4章 知識人の英語信仰
第5章 英語が国際共通語でいいのか?
第6章 英語信仰からの脱出
終章 ことばのエコロジーに向けて