内容説明
つちの上では、こっこおばさんが、「はやくおいしいおいもがたべたいわ。よいしょ、よいしょ、よいしょー!」。つちの上と中で、おいもをひっぱたり、ひっぱられたり。
著者等紹介
中村美佐子[ナカムラミサコ]
大阪府生まれ。NHK学校放送の番組構成・NHKラジオ「お話でてこい」のお話づくりを担当
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞、グラフィック賞を3年連続受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
77
面白かった。ニワトリが植えたサツマイモの苗、根っこがネズミの家に飛び出てきた。秋になり、丸々と実ったサツマイモを、ニワトリは地上から、ネズミ達は地下から引っ張ったものだから、さあ大変。ニワトリには孫のヒヨコ、タヌキやウサギも加勢。ネズミ側はモグラも加勢して…名作、「大きなかぶ」へのオマージュも感じられる楽しい絵本。2015/12/12
Kawai Hideki
68
芋掘り予習絵本第三弾として再読。こっこおばさんを地面の中に引きずり込むネズミの家族のパワーが笑える。2016/06/17
たーちゃん
24
来月は幼稚園でお芋掘りがあるので借りてきました。お互い知らないうちに引っ張り合いっこしていたのですね。読んでいても楽しかったです。息子はお芋掘りを楽しみにしているようなので、こういう季節の絵本をいっぱい読みたいです。2021/10/21
くぅ
23
いもとさんの絵の絵本は息子にハマらないことが多いのだけれど、これはストーリーの勝利。大きなかぶの話も大好きな息子はそれのパロディのような展開に前のめりでした。お盆も過ぎて絵本も少しずつ秋のラインナップになってきました。(4歳3ヶ月)2021/08/25
ふじ
23
先日おいもを植えたので。いもとさんはいい話すぎてあまり読まないのだけれど、これはちょっとユーモア系でした。お芋の苗を植えて、いもが育つのを待っているのは地上…だけではなく、根っこを見ていた地下のネズミも。ダブル「うんとこしょ どっこいしょ」はなかなかのインパクト。2017/09/14