内容説明
「うつ」と「憂うつ」は違うのか?もしも「うつ」になったらどうするか?現職の精神科医がやさしく教えます。
目次
1章 「うつ」を正しく理解する
2章 どんな人が「うつ」になるのか
3章 「うつ」の種類について知る
4章 「うつ」になったらどうするか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごみくず
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通読1★4.仮読了日。今まで社会的認知度が低かった「鬱」が話題になった頃に手に取った本。例えば大学をスポーツ特待で入学する程の選手のように、1つの事しかしてこなかった人がケガなどで挫折すると未来が閉ざされた事で鬱になる。当時は世間認知も、「鬱ってなに?何なの病気?サボり病?」という程度だったと思う。今となっては脳内の分泌物不足で単なる体調不良であるが、未だ正しい認知がされていない。もっと軽く受け入れられる病気になれば、本人たちも楽だと思うが。2000/03/31
ごみくず
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通読1★3.破棄前。便宜上、環境などで後天的に発症した鬱を『神経性うつ』、先天的な精神疾患を『精神性うつ』と一旦定義。古い本だが、うつ病が広く知られるようになった昨今でも、日本人特有の「精神論」によってまだまだ正しい理解が浸透しているとは言い難い。また、「自分はならない」と思っている人もまだまだ多いが、うつは誰にでも成り得る疾患である。責任者は労務的観点から一読することを勧める。しかし古い故か定義が曖昧で、精神論を否定していたのに「現実から目を背ける精神の未熟さが原因」などと精神論になってしまう所もある2024/11/22