出版社内容情報
楽に楽に、前に前に。
「最後の近鉄戦士」の心をほぐす50の方法
大阪近鉄バファローズ、オリックス・バファローズ、東京ヤクルトスワローズで20年。ケガで傷だらけになっても、打って守って走り続けた。「弱音を吐かない武骨な男」の本当の姿と、悩みへの向き合い方。そのメンタル術と選択の方法は、生きづらさを感じる人への最高のエールだ
内容説明
楽に楽に、前に前に。「最後の近鉄戦士」の心をほぐす50の方法。
目次
第1章 逃げ道をつくる
第2章 他人の目を気にしない
第3章 悩み抜いたほうがいい
第4章 己を知ることが大事
第5章 尊敬する人から学ぶ
第6章 チャレンジの重要性
第7章 生きていることが幸せ
著者等紹介
坂口智隆[サカグチトモタカ]
元東京ヤクルトスワローズ、元オリックス・バファローズ、元大阪近鉄バファローズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
24
生き方に関して、元プロ野球選手がインタビューに答えるようなスタイルで考えを述べた本である。タイトルにあるように、辛いことや悲しいことを無理して我慢せずに、学校を休んだり、環境を変えたりといったことを勧めている。いわば「弱さ」を受け容れるという話だが、自己啓発とはまた違い、自分の頭で考えてたどり着いた発想だと思われる発言が多く、大変ユニークな内容だと思う。概して元プロ野球選手の語りは根性論に流れがちだが、そういう話は殆どない。ただ、骨折の苦痛を隠して出場していたというエピソードを読むと、根性あると思った。2023/09/21
ツバサ
7
生きるためには逃げるという選択を入れないといけない。良い感じに力を抜いて、挑戦することの大事さが詰まっている。2023/12/07
Eiki Natori
7
彼がオリックスでレギュラーを取ってから退団するまで、グッチの9番のユニで球場に通っていた。 オリでもヤクルトでもファンにも愛され、日本シリーズの京セラでライトに向かう姿にオリファンからも拍手が起こったほどだ。 グッチの半生を語りながら、カッコ良い部分だけでなく、あえて弱い部分も見せながら、グッチなりの考えをまとめている。意外な一面を感じ興味深かった。 鈴木貴久との思い出は書かれていたが、小瀬浩之については触れられていなかった。あの「事件」を彼なりにどう受け止めたのかという話は避けて通れないとは思うが。2023/07/10
チョビ
5
この方に関しては嫌いな方はいないでしょうなあ。本人が思っている以上に自己アピールも上手いし。それを言葉より背中で語ってます!と我々に思わせるところがいいのでしょうね。まだ彼より年上の選手もいるにも関わらず、「昭和は遠いぜ!」って思わせるしねえ。2024/01/24
spike
2
ベイスターズファンとしては現役時代とても手ごわい選手だった印象があって、「こういうしぶとい選手がウチにもいたらなあ」と思ったものだった。なのでこのタイトルがすごく意外で手に取ったのだが、平易な物言いながらなかなか沁みる言葉。今年読んでよかった本の上位に入りそう。2023/07/08