出版社内容情報
『サッカークリニック』の好評連載「フットボールと選手育成」を加筆、再編集。
ここ11年で28人のJリーガーを誕生させた興國高校サッカー部の指導アプローチに迫るだけでなく、その後の人生、社会でも活躍できる人間にするための育成ノウハウをまとめた一冊。
内容説明
斬新なアイディアと工夫を凝らしたアプローチで選手を伸ばし、高校サッカー界に新風を吹かせている若き指導者が、育成マネジメント術を綴る―。
目次
第1章 選手の育成を考える(育成に大事な組織とは;中学年代の指導者に求めたいことは;正しく理解してもらうのにプロデュースは必要;プロ選手に適したメンタリティーとは)
第2章 戦術理解が選手を育てる(選手育成と戦術指導;日本と海外の違い;各ポジションに求められる選手の理想像)
第3章 高校サッカーの未来を考える(多様性や個性を認めて選手を導く;これからの高校サッカー)
特別対談 内野智章×LISEM(サッカー系YouTuber)―サッカーも人生も楽しんでこそ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suzannhw
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元興国高校監督で現在は奈良クラブにて育成年代を指導している著者が、自身のサッカー育成論や高校サッカーの未来について述べた本である。 タイトルの詳しい説明はなかったものの、「根っこ」というのはサッカーにおけるテクニック、戦術やメンタル面のことを言っているのかなと思う。本書では特に戦術面の内容が豊富印象であった。2025/01/16
YH
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元青森山田の黒田監督(現、町田ゼルビア監督)、しかり、良いサッカー指導者は、良い教育者であり、良い管理者(経営者)でもあると思いました。天は二物を与える。 ・サッカーの指導者にしても、勉学の教師にしても「さじ加減」は重要。教え込むだけでもダメですし、放任だけでも良くない。例えば、年暦に適した戦術的な理解水準を指導者が持ち、そのレベルに達した選手にはある程度、自由にプレーさせるようにしてもいい。戦術理解度の高い選手は、技術やフィジカルが多少足りなくても、上のカテゴリーでもある程度はプレーできますp109 2023/06/24