出版社内容情報
プロ野球球団ドラマシリーズの第3弾。
1988年10月15日、大阪球場に別れのトランペットが鳴り響いた。歓喜に沸いた日本一、球史に名を刻んだ名将、100万ドルの内野陣、400フィート打線、
多くのファンに愛された「南海ホークス」とはなんだったのか?
光と影を味わった激動の50年の真実。
内容説明
誇り高き男たちが戦い抜いた栄光と挫折の物語。1988年10月15日、大阪球場に別れのトランペットが鳴り響いた。歓喜に沸いた日本一、球史に名を刻んだ名将、がめつい野球、400フィート打線、多くのファンに愛された「南海ホークス」とはなんだったのか。光と影を味わった激動の50年の真実。
目次
第1章 若鷹・南海軍 球団創設から職業野球の中止まで
第2章 鶴岡「親分」の時代 初優勝から御堂筋パレードまで
第3章 幻の監督 蔭山の死
第4章 疑心暗鬼 野村解任と球団譲渡
第5章 つくられた「伝説」を追って
エピローグ 「斥力」のチーム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
23
南海と言えば野村なのかなと思いつつ読む。野村といい落合といい嫁が独特でないと監督成功しないのかなとなんとなく考えたりした。福岡にきていただいたホークスですが、はじめはぼろっちい平和台球場でやたら弱かったりでしたが、とても今の姿が信じられなかったりするなと。確かに昔は巨人がすごかったけど、それも今の若い人にはわかんないよなと。熱心に見てた時は巨人嫌いだったなと。2023/04/15
浅香山三郎
10
すでに南海ホークスについて、2冊の本を出しておられる著者が、野村克也氏についての部分を中心にまとめ、実際の球団が辿つた歴史と、南海ホークスが語られてきた歴史を併せて回顧する。一次資料からの実際の行動や発言と、マスコミにより増幅され、人々に流布してしまつたイメージ、本人も間違ひを含むと知りつつ敢へて訂正せず内在化させたイメージ、微妙な関係者の心境にも目配りしながら、鶴岡・蔭山・野村・杉浦・門田といふスターたちの栄光と挫折を通史として描く労作。球団人のものがたりで↓2023/01/20
kabeo
6
阪神ファンですが、パリーグでは南海が好きだったので(こういうのは生粋の南海ファンには嫌われるようですが)、懐かしく読みました。野村監督と江夏の印象が強いです。本書にもあるように蔭山監督が実現していたらどのような球界になっていたのか。残念な気がしました。2024/07/07
kaz
3
かつての南海の栄光とその後の低迷期の人間模様は興味深い。野村の功績と言われる部分も、虚構がかなり混ざっているというのも、言われてみればその通りだろうが、面白い。図書館の内容紹介は『歓喜に沸いた日本一、球史に名を刻んだ名将、400フィート打線。多くのファンに愛された「南海ホークス」とはなんだったのか? 光と影を味わった激動の50年の真実を描く。「ベースボールマガジン」掲載に加筆・修正』。 2023/06/24