出版社内容情報
岩田 稔[イワタ ミノル]
著・文・その他
内容説明
1型糖尿病と共に生き、勝てない日々にも前を向いて、腕を振り続けた。不屈の左腕が戦い終えた今明かす、困難に立ち向かう思考と、これからの夢。
目次
第1章 引退(引退会見での号泣;大幅減俸に眠れなかった夜 ほか)
第2章 1型糖尿病と共に(念願の「ガリクソン賞」を受賞;パワーをくれたガリクソンさんと大村詠一くん ほか)
第3章 マジックペン(消えそうで消えないマジックペン;金本監督からの期待を受けて ほか)
第4章 未来へ(今、何よりしたいこと;夢に向かって会社を設立 ほか)
著者等紹介
岩田稔[イワタミノル]
1983年10月31日生まれ、大阪府守口市出身。大阪桐蔭高、関西大卒業後、大学生・社会人ドラフト希望枠で2006年に阪神入団。3年目の08年に10勝をあげて先発ローテーションに定着。ゴロを打たせる巧みな投球で存在感を示した。09年にはWBC日本代表で世界一も経験。14年の防御率2.54はセ・リーグ2位。高校時代に発症した1型糖尿病と共に生き、プロ16年間で60勝82敗、防御率3.38。21年シーズンを最後に引退した。現役時代は179センチ97キロ。左投げ左打ち。現在は野球評論家、阪神コミュニティアンバサダー(CA)として活躍しながら、1型糖尿病の根治に向けた啓発活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
20
熱い魂の持ち主であることが伝わります。藤浪投手に対する期待の高さに少しホロリとしました。2022/10/17
もくもく
1
タイトルの『消えそうで消えないペン』っていうのは、2020年10月1日に454日ぶりに白星を飾ってお立ち台に上がった岩田投手が、「消えそうで消えないマジックペンみたいなのが、岩田稔だと思っています!」と語ったのが元になってるのね~。勝手に、「なるほど、岩田選手はインスリンポンプは使ってないのかな?」って思いながら、第58回全国糖尿病週間に読了いたしました。(^o^) 引退までの野球人生を振り返りつつ、時には「1型糖尿病とともに生きる」ことを考え、それでも常に前向きな姿には頭が下がります。2022/11/14
カズオ
0
1型糖尿病に向き合いながらの現役生活。日々活躍を見ながら内に秘める思いと前向きな姿勢に勇気をもらいました。恩師、家族の支えも 力になったと思います。 病気に対する支援活動も同じ病気を持っている人達にとって前向きに生きる勇気になっていることでしょう。今は解説、講演等で活躍されていますが またユニフォームを着た姿も期待しています。2023/08/05