出版社内容情報
だれもが願う透明人間になった科学者の物語SFの名作中の名作、ハラハラしながら読める『透明人間』。人間の永遠の願望の一つ透明人間になった科学者だが、世界征服の野望にとりつかれて……。 小学中級から
内容説明
その男がおかをこえてやってきたのは、おそろしく寒い日のことだった…。けがでもないのに、ほうたいだらけのその男が人類の永遠の願望をかなえた透明人間だった!おびえる町の人々、しだいに暴力にかたむく透明人間。その運命の行きつく先は?小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
18
小1のとき、友達から借りて読んで感動。将来は、科学に関わる仕事に就こうと決めた思い出の1冊。何回読んでもすばらしいなあ。今回は、挿絵もとてもよかったです。青い鳥文庫いいです。この話は、主人公以上にマーベルがいい味出してます。昔の訳では、荷物持ちのマーベルだったと思うのですが、それも差別語とされるのか消えてしまい残念です。やっぱり荷物持ちのマーベルじゃなきゃあ。2019/09/21
ぷーたろう
2
自分が透明だったら何をしようって考えた事がある人は多いんじゃないかな。私も想像したことある。 主人公は透明化に成功したのはいいけれど、洋服着ないとう◯こ見えちゃうことがわかり、結局必死になって元に戻る薬を作る羽目になる。ドンマイ。人にとって大事なものまで見えなくなってしまった哀れな男の物語。2019/02/05
Durandal
1
狂人に技術を与えてはいけないパターンですね。裸だから風邪を引いてしまうというリアルな欠点も考えさせられました。2012/06/01
mare
1
社会システムから阻害された人間の末路。2009/10/08