出版社内容情報
平成元年一月場所から平成31年三月場所まで、181場所で入幕を果たした力士238人の相撲人生を振り返る5巻シリーズ。相撲専門誌「相撲」に連載された「これにて千秋楽」「関取立志伝」に大幅加筆で、幼少時代から入幕までの知られざるエピソードや、秘蔵写真、全星取表も収録。
第1巻は、平成の相撲ブームを牽引した若貴こと若乃花、ハワイからやってきた曙、武蔵丸の4横綱をはじめ、旭道山、琴錦、舞の海、魁皇、武双山ら土俵を湧かせた個性豊かな47力士が登場。
内容説明
平成元年一月場所から平成31年三月場所まで、181場所で入幕を果たした力士238人の相撲人生を振り返る5巻シリーズ。相撲専門誌「相撲」に連載された「これにて千秋楽」「関取立志伝」に大幅加筆で、幼少時代から入幕までの知られざるエピソードや、秘蔵写真、全星取表も収録。第1巻は、平成の相撲ブームを牽引した若貴こと若乃花と貴乃花、ハワイからやってきた曙、武蔵丸の4横綱をはじめ、旭道山、琴錦、舞の海、魁皇、武双山ら土俵を湧かせた個性豊かな47力士が登場。
目次
平成元年(旭道山和泰;北勝鬨準人 ほか)
平成2年(龍興山一人;小城ノ花昭和 ほか)
平成3年(琴椿克之;大輝煌正人 ほか)
平成4年(立洸熊五郎;和歌乃山洋 ほか)
平成5年(蒼樹山秀樹;栃乃藤達之 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
23
大輝煌、大翔鳳、立洸、剣晃等、若くして逝った現役・引退力士が想像以上に多い。特に、龍興山は、新入幕に勝ち越し、翌場所を控えた稽古場で倒れ、そのまま息を引き取った。「十秒も離れていられない」ほど親友だった小城ノ花が三役に上がれなかったのは、そのショックが一因とも。平成初期は、力士が大型化し、健康管理もそれほど叫ばれなかった頃。これからの土俵又は第二の人生半ばに逝った本人とご家族、親代わりの親方、そして親友でありライバルの無念は如何ばかりか。2022/06/17
ピオリーヌ
9
平成元年~五年の新入幕力士が収録。旭道山から武双山まで。星岩涛から魁皇まで収録とみれば、昭和45年~平成23年までの大相撲がカバーされる(大袈裟)『戦後新入幕力士物語』と比すれば、入幕一場所で終わってしまった力士に対しての記述が手厚く感じられ良い。各力士の対戦成績、星取表を眺めているだけでも当時の場所や取組の思い出が溢れて止まらなくなる。蒼樹山・栃乃藤・日立龍は平成五年春場所新入幕組だが、三者とも昭和六十年春場所初土俵、昭和四十四年度の生まれとなる、これはかなり珍しい記録ではないだろうか。2022/08/23