出版社内容情報
バスケットボールをもっと学びたいすべての人へ
“革新的紙上セミナー”の第2弾はペイントアタックの真髄に迫る!
指導者として、プレーヤーとしても重要なことは「上質な問い」を立てること。その問いの答えを探し続ける過程こそが、技術の成長過程だと考えるからです。この本は、読まれる方に「正解」を提示するのではなく、「問い」を提示することをテーマにつくりました。シリーズ第2弾のテーマは『ペイントエリア内での駆け引き』です。
バスケットボールは、ペイントエリアでの決定力を高めることがとても大切。技術力=「競争力」を高めていければ、試合を優位に進められます。今書籍はここにフォーカスしました。コーチ、選手、技術者といった様々な立場にある方々が語る「競争力」の磨き方とは――。日本の選手は海外の選手に比べ、ペイント内での決定力が低いと言われていますが、それはなぜか? どのように改善していけばいいのか、一緒に考えましょう。
目次
introduction 鈴木良和―競争心とペイント決定力
1 選手が語る競争心(篠山竜青―ゾクッとするような小さな成功を感じ取る;渡嘉敷来夢―考えることで競争は楽しくなる!)
2 指導者が語る競争心(佐古賢一―コンタクトを習慣にする環境整備を;大神雄子―将来のビジョンを持ち続ける;伊藤拓摩―普段から競争する環境をつくる;大村将基―自信のある武器がないと競争はできない;末広朋也―それぞれの選手にとってベストな経験の提供を;陸川章―自分に負けない強さを磨く;佐藤智信―コーチの哲学と評価が決定力を育む;佐藤久夫―苦しんだ経験が喜びを強くする;金子寛治―技術の引き出しを増やしていく;佐々木クリス―競争心を育むために、海外の文化から学ぶべきこと)
3 科学的な視点から競争心を考える(小谷究―ペイントにまつわるルールの歴史;佐良土茂樹―競争心を哲学する;星川精豪―ペイント内で求められる身体能力;永田直也―競争心の心理学;田中智美―当たり負けしない身体をつくる)
conclusion 鈴木良和―時を告げるのではなく、時計をつくる