出版社内容情報
とことん考える楽しさを提供する“ 革新的紙上セミナー ”
指導者として、プレーヤーとしても重要なことは「上質な問い」を立てること。その問いの答えを探し続ける過程こそが、技術の成長過程だと考えるからです。この本は、読まれる方に「正解」を提示するのではなく、「問い」を提示することをテーマにつくりました。シリーズ第一弾のテーマは『シュート』。バスケットボールは、試合終了時に相手より1点でも多く得点をあげれば勝利するスポーツですから、得点する力は勝ち負けを左右する最も重要な技術です。シュートは教えることができない技術ではなくなった現在、理論的に整理されたプログラムでシュートの技術を落とし込めば、ある程度のレベルまでは、どんな選手でもシュートが入るようになるのです。
目次
introduction 鈴木良和―シュートの技術指導におけるブラックボックスへの挑戦
選手が語る上質なシュート(安藤周人―よいシューターは無理なシュートは打たない)
指導者が語る上質なシュート(日高哲朗―シュートを決めるための大原則とショットセレクションの共通理解;池内泰明―駆け引きとキャッチング、シュートの前段階が大切 ほか)
科学的な視点から上質なシュートを考える(岩見雅人―シュートのメカニズムを理解する;飯田祥明―熟練したシュート動作の特徴から「上質なシュート」を考える ほか)
「もっと強い日本を、バスケが溢れる風景を」molten B+(ビー・プラス)の挑戦
武田伸也―シュートを通じて「呼吸を整える」豊かなコミュニティの実現へ
conclusion 鈴木良和―シュートを探究する日々を楽しむという「アート」