甲子園の魔物―高校野球の聖地で起きた数奇な物語

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784583110301
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

魔物のいたずらか、女神の微笑みか高校野球史に残る劇的な試合とその戦いを繰り広げたチームに迫る。そのとき“何か”に魅入られた―。

目次

第1章 決勝戦の魔物(サヨナラのチャンスという魔物 仙台育英「宮城」;わずか5センチ。浜風に戻された初優勝 熊本工「熊本」;空気圧の重さ、上がらない右手 広陵「広島」)
第2章 魔物のいたずら(正面のゴロなのに、大記録が幻と消えた 甲府商「山梨」;ワンバウンド満塁本塁打、初出場の純情 高島「滋賀」)
第3章 魔物のお気に入り(聖地が愛した“さわやかイレブン” 池田「徳島」;雨、敵失、大逆転…“神風”が吹いて初出場優勝 韮山「静岡」;県勢戦後初の8強とモロッコの金メダル 新潟南「新潟」;県4強が金星街道で全国4強へ 新湊「富山」)
第4章 魔物を手なずける(渡辺元智前監督の名勝負十番 横浜「神奈川」;魔法の合言葉と上甲正典監督の処方箋 済美「愛媛」)

著者等紹介

楊順行[ヨウノブユキ]
1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し、野球、相撲、バドミントン専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆。85年、KK最後の夏に“初出場”した甲子園取材は49回を数え、観戦は2000試合ほどになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

12
試合を見ていると確かにマモノがいるとしか思えない予想外の展開になることがあります。でも対戦相手にとっては勝利の女神が微笑んだ展開なんですよね。2018/08/26

ローリー

7
図書館で借りました。甲子園の魔物という、そのものずばりのタイトルに惹かれて読みましたが、地元の岐阜の高校も隣県の愛知も三重も出てこないのでちょっと気が抜けました。ただ、普段は仕事の時間帯と重なるので見られない高校野球ですが、熊本工と松山商の右翼手伝説のバックホームはたまたまテレビで見ていましたし、移動中のラジオで聴いていて、結果が気になって目的地に着いたのに車から降りられなかったPLと横浜の延長17回の激戦もこの作品には載っていて嬉しかったです。真剣勝負同士だからこそ生み出される魔物、面白かったです。2016/09/19

kikizo

3
高校野球に於いての甲子園球場には魔物が住んでる。今年もいろんなドラマがあった。「何かが起こる予感」が当たったケースも。渡辺元智元横浜高校監督に十番勝負が面白かった。2017/09/23

パスカル

2
勝利至上主義の弊害が目についてしまうのは、歳をとったせいかなー。野球を見るのは好きだけど、上下の関係がきっついとこがどうにも……。2019/05/22

Humbaba

2
めったに起こらないことでも、確率が零ではない以上起こる可能性は残されている。そして、そうやって確率が低いことが発生すれば、それは強く記憶に残る。ただし、それは最後まで諦めなかったからこそ実現したのであり、もしも誰かが諦めていれば決して実現しなかっただろう。2016/09/21

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