追憶の球団
西鉄ライオンズ 獅子たちの「闘争」―追憶の球団

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784583106847
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

日本経済が高度成長を遂げた1950~60年代、ファンを熱狂させた球団がある。西鉄ライオンズ。豪放な野武士集団といわれながら、内に貫いていたのは緻密で繊細な姿勢。獅子たちの「闘争」の歴史を紐解き、今に残したい精神、輝きの本質を、チーム黄金期を担った著者が改めて掘り起こす。

目次

第1章 稲尾和久と田中将大
第2章 西鉄ライオンズ誕生
第3章 流線型打線、完成
第4章 3連覇の真実
第5章 三原の哲学
エピローグ 西鉄ライオンズのDNA
巻末付録 西鉄ライオンズ栄光の軌跡

著者等紹介

中西太[ナカニシフトシ]
1933年、香川県高松市出身。高松第一高等学校卒業。52年西鉄ライオンズに入団し、新人王を獲得。首位打者2回、本塁打王5回、打点王3回。56年にはMVP。ベストナインに通算7回選出される。62年に西鉄ライオンズ監督に就任(選手兼任)、63年リーグ優勝を果たす。69年に現役引退し、監督も退任。その後、ヤクルト、日本ハム、阪神、近鉄、巨人、ロッテ、オリックスで、監督、代理監督、コーチを務めた。99年に野球殿堂入り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鈴木貴博

1
中西太氏による西鉄ライオンズ史、また、義父でもある三原脩伝という面も。中西氏は球団草創期から西鉄ライオンズが消滅する三年前まで選手として、途中からは兼任監督として在籍し、“怪童”として三原監督と野武士軍団の黄金期を築く一方で、下り坂と黒い霧事件による落日も目にし、球団史と共にあった。日本シリーズ三連覇周辺に偏らず、それに至る勃興期、その後の下り坂にも頁を割き、中西氏から見た球団史全体像が読めるほか、三原脩氏の西鉄監督就任に至るまでの人生にも紙数を割いて言及しているのが類書と比較しての特色か。興味深く読む。2019/01/29

アメヲトコ

1
西鉄ライオンズの主砲、中西太氏による回顧録。豪放なイメージとはうらはらに、義父にあたる三原監督をはじめチームメンバーについてはだいぶ気を遣って語っているなという印象で、もっとぶっちゃけてくれてもと思いましたが、それでもまだ野球が大らかだったころの様々なエピソードは面白く、昭和の野球の雰囲気が浮かんできます。2014/08/12

よし

0
特になし2016/07/19

渋谷英男

0
あっさりした「西鉄ライオンズ」史入門編といった感じ。☆2.52016/03/21

清田

0
★★★☆☆ 中西太による西鉄ライオンズ、および義父・三原脩の回顧録。当時選手兼任監督の中西をはじめ、関係者が口を揃えて「奇跡的」と評す、1963年のリーグ優勝にやや項を割いているのが特徴。ロイ、バーマ、ウィルソンの3大外国人打者を獲得し、彼らを中軸に据える。はじめは選手・チームともに不本意な成績が続くが、日本野球に慣れるのを見越し、起用し続けたと。現代プロ野球にも通じる。また、序盤で2014年の田中将大の連勝記録について「当時とでは投手の運用が全く異なるので比較できない」とするように、氏の眼差しは暖かい。2022/10/17

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