テニス丸ごと一冊 戦略と戦術〈１〉戦術を考えるために必要な基礎知識―テニスなるほどレッスン

堀内 昌一【著】/テニスマガジン【監修】

ベースボール・マガジン社（2012/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 287p／高さ 21cm
• 商品コード 9784583105079
• NDC分類 783.5
• Cコード C2075

目次

テニス基礎知識
テニスは「間」と「場」のスポーツ
逆算理論
センターセオリーの重要性
テニスは直線ではなく曲線のスポーツ
ペース配分
緩急をつける
バランスが生み出す「時間」と「場所」
ショット＋リカバリー練習
リカバリーとポジショニング
リカバリーとポジショニング
ポジショニングの技術
戦術の選択
ポジショニングとショットの関係
ストロークの２大戦術
防御は最善の攻撃なり
意思決定（ディシジョン・メーキング）

著者等紹介

堀内昌一［ホリウチショウイチ］
亜細亜大学教授・テニス部監督。１９６０年２月１日、東京都生まれ。日本体育大学大学院修了。亜細亜大学教授。亜細亜大学テニス部監督として、関東リーグでは男子５連覇、女子８連覇、全日本大学王座決定試験では男子２回、女子３回優勝へ導く。選手時代は８３年ユニバーシアード代表、８５、８６年ジャパンオープン出場を果たした。また、８７～８９年ワールドユース日本代表チーム監督、オレンジボウル、ウインブルドンジュニア遠征監督、９９年ユニバーシアード・スペイン大会の日本代表チーム監督を歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[skunk_c]

テニス部合宿の休憩時間にシリーズ3冊読破。著者はほぼ同世代でトッププレイヤー。しかもテニスを科学的に考えることを早くやっていた人で、個人的にも20年くらい前から面識のある方。実はシリーズ2冊目で、1冊目の「丸ごと一冊サービス」からテニスマガジンの連載をまとめたもの。「間と場」、つまり時間と場所の奪い合いがテニスというゲームの本質と位置付け、そのためのボールコントロール、スプリットステップや早いテイクバックなどの技術、そしてセンターセオリー等を説く。初心者には難しいが、これだけ体系的な戦術書は他にない。

2018/08/03

[kapo54]

テニスを「時間」と「場所」を奪い合うスポーツとして定義して戦略を考える本。この人の本は理論的で面白い。興味深い内容が多いが、説明が分かりにくいところもある。あとがきにも書いてあるように「時間」の概念を紙の上で表現することに苦労したようだ。硬式のシングルスを題材にしているが、軟式のダブルスにも十分応用可能だと思う。どう応用できるか、これからテニスコートで色々と試してみたい。

2013/10/11

[ソラーレ]

テニスの戦術がわかりやすく面白かった。基本は「時間」と「場所」の奪い合いだという。戦術の基本はボールを待っている時の場所だったり、その有利な場所にいることよって時間を作る事ができる。時間を作る事で自分の打球のミスを減らす。打つ時のコースの基本はラインぎわを狙うのではなくほとんどコート真ん中を狙う。その根拠の解説もわかりやすく面白かった。

2024/04/12

[丸坊主]

意識したことはないのですが、今までの自分は技術の向上が強さに直結すると考えていたのだと気づかされました。社会人の週末趣味テニスのレベルですが、もっとずっとテニスが楽しくなりそうな感じがします。内容はシングルスがメインですが、ダブルスしかやらない方にもテニスが楽しくなるヒントがたくさんあると思います。素敵な本です。もっと読み込んで、実践して、ここの内容を実感として理解できるレベルに到達したいと思いました。

2012/11/10

[tatsuya izumihara]

ダブルスに応用できる。ショットの技術と並行して戦術もレベルアップしていく必要がある。打ったボールを目で追わず相手を見る。観察。相手が打ったらすぐにテイクバックだけでなく肩をいれる。センターセオリー。ポジションのリカバリー。どんな緊急事態でも相手が打った瞬間にスプリットステップ。

2023/02/15