内容説明
阪神タイガース、西武ライオンズで通算474本のホームランを残した田淵幸一。「最も美しいホームラン」と称されたそのアーチには、「角度は45度で」「より遠くへ飛ばす」という哲学が潜んでいる。運命に翻弄された男によってそれはどのようにして生み出され、その裏にはどんなドラマが隠されていたのか。緻密で、かつ痛快な美学と力学。それは、当時のファンはもちろん、未来の「ホームランアーティスト」へ送る、「門外不出」の極意である。
目次
第1章 今も忘れない、私の美しいホームラン(日本シリーズで江川から打った3ラン;美しいホームランの背景 ほか)
第2章 美しいホームランを打つ方法(王さんをヒントにした一本足打法;土台をつくってくれた打撃の師匠 ほか)
第3章 ホームランに魅入られたあのころ(原点はピンストライプ;最初は右打ちだった ほか)
第4章 阪神タイガースのために虹をかける(レギュラーを取るには打つしかない;最後に量産して22本塁打 ほか)
第5章 そして「田淵打法」を極めた(新天地はカルチャーショックの連続;選手生命の危機 ほか)
著者等紹介
田淵幸一[タブチコウイチ]
1946年、東京生まれ。法政一高から法大を経て、ドラフト1位で69年に阪神に入団。打率・226、22本塁打、56打点を記録して新人王に輝いた。74年に自己最多の45本塁打を打つと、翌75年には43本で本塁打王を獲得。巨人・王貞治の連続本塁打王記録を13年で止めた。78年オフに西武へトレード。82年に中日を破って自身初の日本一に輝くと、83年にはライバル巨人を下して連覇を達成した。84年に現役引退。90年から92年はダイエーの監督を務め、02年、03年には阪神でチーフ打撃コーチとして03年のセ・リーグ優勝に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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