ベースボール・マガジン社新書
ホームランアーティストの美学と力学

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  • サイズ B40判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583102429
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

阪神タイガース、西武ライオンズで通算474本のホームランを残した田淵幸一。「最も美しいホームラン」と称されたそのアーチには、「角度は45度で」「より遠くへ飛ばす」という哲学が潜んでいる。運命に翻弄された男によってそれはどのようにして生み出され、その裏にはどんなドラマが隠されていたのか。緻密で、かつ痛快な美学と力学。それは、当時のファンはもちろん、未来の「ホームランアーティスト」へ送る、「門外不出」の極意である。

目次

第1章 今も忘れない、私の美しいホームラン(日本シリーズで江川から打った3ラン;美しいホームランの背景 ほか)
第2章 美しいホームランを打つ方法(王さんをヒントにした一本足打法;土台をつくってくれた打撃の師匠 ほか)
第3章 ホームランに魅入られたあのころ(原点はピンストライプ;最初は右打ちだった ほか)
第4章 阪神タイガースのために虹をかける(レギュラーを取るには打つしかない;最後に量産して22本塁打 ほか)
第5章 そして「田淵打法」を極めた(新天地はカルチャーショックの連続;選手生命の危機 ほか)

著者等紹介

田淵幸一[タブチコウイチ]
1946年、東京生まれ。法政一高から法大を経て、ドラフト1位で69年に阪神に入団。打率・226、22本塁打、56打点を記録して新人王に輝いた。74年に自己最多の45本塁打を打つと、翌75年には43本で本塁打王を獲得。巨人・王貞治の連続本塁打王記録を13年で止めた。78年オフに西武へトレード。82年に中日を破って自身初の日本一に輝くと、83年にはライバル巨人を下して連覇を達成した。84年に現役引退。90年から92年はダイエーの監督を務め、02年、03年には阪神でチーフ打撃コーチとして03年のセ・リーグ優勝に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

showgunn

14
「美学と力学」などとたいそうなタイトルだが内容は単なる自伝。200ページくらいしかないのに同じエピソードの繰り返しが何度も出てきて不安になる。誰か指摘しなかったのか。あと81年の1月に最初の嫁さんと離婚して同年の5月には別の人と再婚してるのはすげぇなと思った。 自慢話も多いけどそんなに嫌な感じがしないのは育ちの良さ故ですな。2016/10/05

田中

0
ホームランに対するこだわりが随所に伺えます。確かに田淵はホームランバッターだったけど、これほどに強い思い入れがあったとは知りませんでした。阪神時代に放ったホームランシーンを回想する場面は懐かしくてあの当時が蘇ります。阪神から放出されてしまうくだりは、本当に可哀想で読んでいて目頭が熱くなりました。なんでタイガースは田淵を出したのか今さらながら怒りが沸き起こりました。2011/02/02

lonely_jean

0
タイトルからもわかるように、捕手感がない。ポジションに深いこだわりをもつ捕手が多い中、あくまでホームランを追求したのだ。あとがきで書かれているように、選手はそれぞれ個性的でいいことを自ら体現した。溢れる才能を有しながら、故障や不遇も経験している。現役選手に読んでほしい、元気が出るはずだ。2020/11/08

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