ベースボール・マガジン社新書
救援力―リリーフ投手の極意

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  • サイズ B40判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583101224
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

1球のために2000球を投げる。その心意気があなたの会社にありますか。組織を支える力となるのは、準備とそこから得た自信、強い肉体、そして状況判断…。ビジネスにも通じる最強かつ軽妙な救援投手論。

目次

第1章 限界に挑戦する(捕手から投手へ転向;島岡流「人間力」養成スタート ほか)
第2章 王監督はなぜ僕をこんなに使ってくれるのだろう(中継ぎから再スタート;ラテンの大男・サンチェ入団 ほか)
第3章 1球のために2000球を投げる(西武は大人のキャンプ;チームの一員になれた瞬間 ほか)
第4章 若手はこうして育てよう(若手には辛抱強く、同じことを言う;日本には選手育成マニュアルがない ほか)
第5章 壊れてもいい、わけがない(正しい投げ方を理解させ四球を減らす;ベンチで長嶋監督と駆け引き? ほか)

著者等紹介

鹿取義隆[カトリヨシタカ]
1957年、高知県生まれ。高知商高‐明治大卒。78年ドラフト外で巨人に入団。87年に63試合のリーグ最多登板で優勝に貢献するなど、中継ぎ・抑えのエースとして活躍した。王監督に連夜起用され、その「酷使される」状況は「鹿取られる」といった言葉で流布されたほど。90年には西武に移籍し、最優秀救援投手のタイトルを獲得。97年限りで、現役を引退し、巨人のコーチを務めたのち2001年に渡米、マイナーリーグにコーチ留学。02年には原監督率いる巨人にヘッドコーチとして復帰し、優勝を手にした。03年限りで退団。05年には茨城ゴールデンゴールズのヘッドコーチを務め、06年WBC日本代表の投手コーチに就任、世界一に輝く。現解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

32
先発、中継ぎ、クローザーを同じシーズンで担った何でも屋。絶対的な決め球で三振を奪うタイプではなく主に打たせて取るスタイル。令和の世に現役だったら身体の頑丈さを買われてずっとセットアッパーに留まるかも。酷使されるという意味で「鹿取られる」が当時の流行語になったとか。でも本人は信頼して使ってくれた王監督に感謝しているのが面白い。一方で故障しないように配慮してくれた西武の森監督と出会ったことで選手寿命が延びたのも事実。職場における自分はセットアッパーだと思うので、そこで結果を出し続けた投手の本をもっと読みたい。2024/05/01

再び読書

28
長きに渡って投げ続けた小さな巨人鹿取氏の著書。巨人、西武ともに後ろの三人のメンバーで、KSSを形成していたのが面白い。巨人時代は「鹿取、角、サンチェ」で西武時代は「杉山、塩崎、鹿取」と順番は違えども、勝利の方程式のメンバーであり続けた弛まぬ努力に敬意を払いたい。王監督が困ったら「ピッチャー、鹿取」と告げていたのも懐かしい。しかし、本人はクールで理論派なのが面白い。ピッチャー出身の藤田監督に評価されなかったのが意外でした。あのプロとしては小さな体で投げ続けた経験を後進の指導に活かしてくれると信じています。2015/02/28

Kaz

9
巨人、西武と常に強い球団の抑えにいた鹿取。西武に移籍した当時、巨人がなぜ放出したのか不思議で仕方がなかった記憶がある。大リーグ1Aに無給で修行に行ったとは驚き。尊敬します。2015/10/09

グリンタ

4
活躍の裏に鹿取がいたんだと思わせる裏話。現役時代の選手事情やコーチスタッフ陣からのチーム事情が覗け面白かった。野球人・野球教育者としては参考書にもなる良書と思う。2015/03/18

birdie-chance

2
役割に徹する。期待に応える。できることに最善を尽くす。2013/10/03

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