ベースボール・マガジン社新書
サーブ&ボレーはなぜ消えたのか―テニスに見る時代の欲望

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  • サイズ B40判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583100647
  • NDC分類 783.5
  • Cコード C0275

内容説明

「ボルグvsマッケンロー」伝説の死闘がいま成立しない理由。

目次

第1章 消えゆくサーブ&ボレーヤー
第2章 サーブ&ボレー以前とテニスの生い立ち
第3章 敬遠されたサーブ&ボレー―社交界との決別
第4章 テニスは儲かる!―プロの登場とボレーの躍進
第5章 オープン化と混沌の時代―マッケンローへの布石
第6章 オリンピック復帰とサーブ&ボレー
第7章 歴史に消されたサーブ&ボレーヤー
終章 フェデラーという終着駅

著者等紹介

武田薫[タケダカオル]
1950年、宮城県出身。スポーツライター。東京外国語大学卒業後、報知新聞記者を経て85年からフリーに。マラソン、テニス、野球などを中心に取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文章で飯を食う

7
テニスのスタイルの変化と時代の変化に相関があると言う目論見。テニスの草創期からゴールドラッシュ、ティークリッパー、明治維新とすげー面白い。ただ、分かってる人だけ喜んでねぇー、って言う書き方は、後半の現代テニスになって来ると、ちょっとついて行けない。(テニスを知らない奴が読むほうが間違いかな)ベースラインプレイヤーは養成できるが、ネットプレイヤーは才能なのだとか。全ての金儲けが絡む部分はそうなっているね。2016/01/10

ふろんた

7
2007年初版。フェデラー黄金期まで。サーブ&ボレー主体の選手が減っていることに関して明確な説明がなかったように思えるが、各時代を担った選手の名前が挙がり、懐かしい。2013/05/02

マーク

5
書名のテーマを切り込んだというよりも、懐かしのテニスプレーヤー物語として楽しんだ。ボルグが何故引退したか、説明不足。2014/11/06

さいたまのたぬき

2
かつて4大大会の一つウインブルドンの勝者といえばこのプレースタイルが多かったのですが、今ではトップ選手にこのスタイル中心で戦う選手はいなくなってしまいました。それはなぜなのか? テニスと興行の歴史から紐解きます。 テニス好きなら読んでみるのも面白いかも?

Motonari

2
実はテニス史の本です。 オリンピックのテニスの復活による社会主義国プレーヤーの流出、ボロテリーとスペインの二大グランドストロークカー養成キャンプの台頭、BS放送などによる放送時間枠の変化など、技術や道具の進歩とは別の側面で全てサーブ&ボレーの衰退に影響しているとのことでした。2012/12/17

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