出版社内容情報
家庭料理はどこに向かうのか? 誰でも簡単にレシピが手に入る時代に、伝え継がれるべき郷土料理や、時代を画してきた人気料理研究家とそのレシピの豊かな魅力を探る。土井善晴ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
具沢山のおつゆが魅力的な表紙は土井さんのもの。うん、これならこの方が提唱する一汁一菜にも納得です。懐かしい料理研究家たち。うちにあったレシピ本…。ジュリア・チャイルド、今も実家にあります。研究家さんが大切にしている料理本の特集が素敵でした。枝元さんの「人が飢えないこと」という言葉に共感しました。料理は愛。家庭から人類愛へとひろがる姿勢、素晴らしいです。大変読みがいのある特集でした。2023/02/22
sawa
7
★★★★☆ まず料理を作る主婦の誕生があり(女中ではなく、妻が作る)、食料不足下での工夫レシピ、上流階級の女性が伝えた外国料理、働く女性のための時短レシピ、そして男性が自分のために作るレシピ。社会の変化が、食卓の変化とぴったり比例。 母が愛読していたレシピ本(赤毛のアンのレシピや、ラブおばさん)や、初めて自分で買ったレシピ本(ケンタロウ)がとっても懐かしい。 その時々の印象的なレシピも載ってて、隅から隅まで楽しい本でした。2023/01/03
もだんたいむす
6
家庭料理の変遷と料理研究家の隆盛が、時系列順に分かり大変分かりやすかった。ただ、料理研究家へのインタビューで若干眉を顰めたくなる話があった。マクロビオティックと癌はかなり食い合わせが悪くないか?2023/05/19
MOTO
5
ある日、本棚の整理をしていて気が付いた。(料理関連本、随分あるなぁ。その割に腕があがらないのは何故…) 『別冊太陽』日本の家庭料理とレシピの100年。 (うまそう!)より先に(レシピ本の味がいいっ!)の方にアンテナが反応していた。そういうワケか…。2023/07/05
skr-shower
2
懐かしい料理研究家の皆さま、そう言えば母が持っていた思われる本も多数。家庭料理をどうしたいんだ、と思う。母以外も作るのが普通という”家庭”がどれ位あるのでしょう?2023/02/11
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- 和書
- 大谷光瑞の生涯 角川文庫