出版社内容情報
スピノザの哲学書『エチカ』には、感情を上手にコントロールして気持ちのいい人付き合いをするためのヒントが満載。喜び、悲しみ、憎しみはどこからくるのだろう……。その理由をシナモンと探そう。大好評「Ichigo Keywords」シリーズ第6弾。
内容説明
感情が大きく膨らむほど、人はそれに支配されてしまう。人間の本質を見つめようとして、オランダの哲学者スピノザは感情が芽生える理由を追究しました。彼の著書『エチカ』を読み解きながら、感情にふり回されず、日々を気持ちよく過ごす術を身につけていきましょう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
56
/相手への愛情が深いほどそれを失ったときの憎しみは大きくなる。/肩書や印象で判断すると、一番大事なことを見落としてしまう。/本物の「驚き」は人生が一変するような未知の力が秘められている。(驚きとは、精神がそれにとらわれると動けないように呪縛しまうような現象。)/人を好きになるのに理由は必要ないでも、冷静さも忘れず。/未来の自分へたくさん投資しよう。(各個人が各自の利益を追求すればするだけ、いいかえれば、各自の存在を維持しようと努力し、しかもそれが可能であるならばあるだけ、彼は大きな徳に恵まれている。)2019/09/11
水色系
27
実はシナモンの大ファン。絵が癒し。シナモンがエチカの本を読み聞かせしてくれてるイメージで読んだよ。P109[相手の事情を考えない「正しさ」の押しつけは、自信のなさの裏返し]など、腑に落ちる言葉が多数。2023/01/28
雛咲
24
結構あっさりとした内容だったと思う。生きていれば日常的に思うようなものばかり。人によれば凄く心に響く言葉なのかもしれないけれど私にとっては当たり前のことを言っているようにしか感じられなかった。期待していただけにちょっとがっかり。エチカというものはこういうものなのかもしれないけどあまり好きではなかったかな。でもシナモンとお友達が可愛かったからこの本を買ったことに後悔はしていない。実際、いくつか「確かにそうかもしれないなー」ってなったものもあったし。2018/09/11
ココロココ
23
可愛いイラスト入りで楽しく読めた。 苦しい時に、ぱらぱらめくって読みたい。 売り切れの本屋が多くて、やっと見つけた。2018/11/12
くろうさぎ
22
シリーズ3冊目。スピノザの「エチカ」は全くの未読なので果たしてこれが正しい意訳でよいのかはわかりませんが、読んでいて勇気が出るし、優しい気持ちにもなれるので、これはこれで別モノとして楽しむのもいいなぁって思います。シナモロールのイラストもやっぱり可愛い。パステルカラーなのも癒されます。2020/09/04