出版社内容情報
いま平屋の暮らしが人気だ。風景に溶け込み、陽射しに恵まれ、深い庇に守られた「家の原型」。歴史的名邸から30坪の平屋まで、その豊かな魅力を解き明かす。藤井厚二、堀部安嗣ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
55
日本列島における住文化の開始は、縄文、弥生といった先史時代の竪穴式住宅、接地式住宅、高床式住宅に求められ、住宅と使い方がセットとなった住文化が江戸時代に至るまで連綿と受け継がれ、農家、町家、武家住宅等、何れも平屋を基本とする形で豊かな空間造形と生活の洗練が行われ、日本住宅の特質と魅力を生み出すものとなった。巻頭に紹介される二軒は、作家たちが愛した平屋の暮らし。文筆を家業とするのであるから、当然書斎を中心に生活空間が構築される。使い込まれた机、飴色に輝く書架。窓の外に目を転じれば滴る緑。住まいと生活の極意。2023/02/14
パダワン
4
お世話になっている建築家の作が掲載されているので買ってみた。連休中に朝、早く起きて珈琲を飲みながらこの本に載っている(主に堀部さんの)プランをトレースする。それは日課になりいろんな建築家のプランをトレースしている。ものすごく発見があり、続けていたら設計力が上がるような気がしている。そんなきっかけをくれた一冊。出会いだな〜2022/05/10
みーちゃん
3
ちいさくない平屋ばかりでしたが、平屋の良さは伝わりました2024/04/27
kaz
3
小さな平屋と言っても、それは決して豪邸ではないといった程度の意味。すっきりした家に憧れてしまう。図書館の内容紹介は『風景に溶け込み、深い庇に守られた「家の原型」のように思える小さな平屋。歴史的名邸から、作家・庄野潤三邸、堀田善衞邸、「30坪」暮らしまで、その豊かな魅力を解き明かす』。 2023/02/21
skr-shower
1
2階に上がれなくなった祖父母や年に数回しか上がらない両親を見れば、年配になったら平屋が良いなとは思うが予算が難しそうだ。現在の住まいを工夫するしかないか…2022/07/10