出版社内容情報
アイヌ文化を実際に訪ねて歩く人のための手引書として、アイヌ文化の「今」を歴史的・地理的視点から探究する!
【目次】
新しいアイヌ文化に出会う旅へ 文=佐々木利和
第1章 アイヌ民族知る
■アイヌ民族とは何か 文=北原次郎太
■アイヌ民族の歴史 文=大坂拓
■7つのキーワードで知るアイヌの世界観
カムイ(神)/ウレシッパ(育て合う)コロポックル(フキの葉の下にいる
者)/イオマンテ(霊送り)/チャシ(砦)/オッテナ(首長)/チャランケ
(裁判)
第2章 アイヌ文化ゆかりの地をめぐる旅へ
■日胆エリア/白老・二風谷
■道東エリア/阿寒・十勝
■噴火湾エリア/有珠・八雲・洞爺湖
■道南エリア/上ノ国・松前・函館
■宗谷エリア/網走・稚内・枝幸
■道央エリア/旭川・札幌
第3章 アイヌ文化を知る18のキイワード
オハウ(汁)/チセ(家)/エカシ・フチ(翁・媼)/イナウ(木幣)/アッ
トゥシ(靭皮衣)/ウポポ・リムセ(歌、舞)/ムックル・トンコリ(口琴・五
弦琴)/ヤイトゥッカキナ(野草)/ユカラ(英雄叙事詩)/シヌイェ(刺
青)/アマム(穀物)/キテ(回転式離頭銛)/ウタサレ(交易)/マチコロ
(装飾具)/クワ(墓標・杖)/アイヌイタク(アイヌ語)/マキリ(ナイ
フ)/チプ(丸木舟)
■二風谷の伝統工芸を訪ねて
■平取 イザベラ・バードの足跡を追って
■知里幸恵 「アイヌ神謡集」までの道 文=知里むつみ
■アイヌ文化に触れる、年間行事案内(2014-2015)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
40
アマゾン和書で探しても出てこない、旧で検索すると出る、この状態が長いなあ・・・。太陽の地図帖シリーズは、高齢者相手なのか、別冊太陽より小さくて読み易い。北海道に旅行したい、きっと本籍は東北にあった自分の中のDNAに刻まれた何かが郷愁を掻き立てるのかも…。独特の意匠に惹かれる、好きなものは変わらない、懐かしさがどこからやってくるのか。ふと小学生の時に読んだ『ちびっこカムの冒険』を思い出す。北の海に生きる逞しさ、冒険心、優しさ。今の自分はぞれをこの本に垣間見る。何故だろう、何故かしら。本の中の旅…。2025/02/16
ann
25
私如きが一読したくらいでは、到底感想など書けるものではないし、感想という概念は省いて、もっと知りたいと思った。もっと知らなければならないと思った。今からでも。2015/08/26
鯖
20
広く浅くといった感じではあるけれど、ともかく風景、アットウシに施されたアイヌ文様の刺繍に、木彫りの小刀であるマキリの細工にと何もかもが美しい。北の大地の方からは鼻で笑われるような寒さなんだけど、脆弱な私にとっては今も寒いものは寒いのでこごみやシカ肉を煮込んだオハウが食べたいですアシリパさん…。2021/12/19
翡翠
13
広く浅く。写真は美しくて想像を掻き立てられるのだが、アイヌのことを知るにはこれだけではとても足りない。2021/11/16
三森紘子
8
風景の写真が大きくて綺麗。行ってみたくなる。アイヌの世界観を表したイラストがすごく興味深い。あとアイヌ文様ほんとうに大好き・・・。2018/04/03