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出版社内容情報
戦前から『コドモノクニ』をはじめとする絵雑誌で活躍し、日本の児童文化に貢献した「童画の父」の生誕120年記念出版。愛書家垂涎のグラフィック芸術の魅力を凝縮した一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べるめーる
24
ああ、no imageが勿体ない…。大好きな武井武雄づくしの一冊。子供向きの挿絵のクオリティを押し上げ、「童画」というジャンルを確立した武井武雄の絵や、装幀や紙など細部までこだわって作られた貴重な絵本の数々が紹介されている。緻密に描き込まれたモダンな絵は、夢やストーリーが詰まっていて、今見ても全く色あせない。せなけいこさんが武井氏に支持していたというのは知らなかった。せなさんの「お弟子のしっぽ」という文章が印象に残っている。2014/03/05
ヒラP@ehon.gohon
21
武井武雄というと「アイウエ王とカキクケコ公」からはじめて、硬い線に特徴のあるユニークさをイメージしていたのですが、様々な切り口で表現する芸術家であることを再認識しました。工芸のような手法の作品も手掛けており、今まで目にしなかった作品に出会えました。 今では絵本として手にできる作品が多くないことが残念な作家です。2022/02/24
tomatobook
6
武井がライフワークとしていた「刊本作品」シリーズは圧巻だ。本そのものが芸術作品で挿画はもちろん紙の質、装丁に至るまで全てにこだわっている。寄せ木細工の要領で作った紙の本やパピルスから育てて紙を制作してみたり、螺鈿細工を嵌め込んだり、とても手が込んでいる。刊本そのものを収納するための木箱も自作していて、それもまた芸術作品。2023/06/28
こまいぬ
3
横浜高島屋の展覧会を見たさいに購入。絵が満載できれい。収録の関係者のエッセイも良かった。童画はもちろん、蔵書票も素敵。日本郷土菓子図譜。本になったら買いたい!2014/04/28
のりじゃん
2
図書館の本。せなけいこさんの師匠さんってことは何となく知ってはいたが、こんな御立派な方とは存じてておりませんでした。個人的に、1960年代の絵が好み。2018/04/22