出版社内容情報
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の主役、羽柴(豊臣)秀長の生涯と秀吉政権下で果たした役割とは? これまで十分に知られてこなかったその実態を、ドラマの時代考証を務める著者が明らかにする。
【目次】
内容説明
羽柴(豊臣)秀長は秀吉の唯一の実弟として、兄とともに織田信長の家臣・直臣となり、但馬侵攻での活躍以降は、秀吉の代行者として、その立場を確たるものとしていく。毛利や長宗我部ら外様大大名の取次を一手に担うなど、政権の最高位の調整役としての姿を明らかにする。秀吉に意見を述べることができるただ一人の存在―。これまで十分に知られていなかったその実像に迫る。
目次
第一章 織田家家臣の時代
第二章 秀吉一門衆筆頭の立場
第三章 四国攻略の総大将
第四章 大和・紀伊・和泉の領国大名
第五章 九州攻めと国割に奔走
第六章 諸大名接待の奔走から闘病生活へ
著者等紹介
黒田基樹[クロダモトキ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。現在、駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フク
15
#読了 秀長の事績を史料から辿っていく。家康や毛利・伊達といった大大名との取次を務め、秀吉政権の安定に大きく寄与していることがわかる。身体を壊すのもわかる。 惟住や義珍など、そのタイミングで使用していた名前で記載されているため、都度慣れた名前に変換するのに疲れた。 図書館2026/02/13
Ezo Takachin
13
秀吉の天下統一を支えたのは間違いなく弟の秀長であった。他の大名の指南役等激務もあってか早く亡くなってしまった。秀吉というワンマンのサポート役は秀長にしかできなかったと思われる。秀長が長生きしていれば豊臣政権の多少の延命はあったかもしれないが、後継者に難があり難しかったのでは? 秀吉のイエスマンしかいない中では短命に終わるであろう。成り上がりの家だけにそのあたりはしょうがないのかもしれないが、晩年の秀吉を見ていると・・・2026/01/28
qwer0987
13
高校時代に堺屋太一の小説を読んで以来の秀長ファンだが、本書はその豊臣秀長の事績を手堅くまとめている。秀長が信長の直臣としてキャリアを始めた点に驚く。秀吉と行動するのも与力としてで、その後信長の許可を得て羽柴を名乗り羽柴家の一員として秀吉を支える。但馬等の計略や四国攻めなど、羽柴軍の一方の大将として十分な役割を務めてきた。そういった状況でも秀吉に逐一指示を仰いだ点に彼の立ち位置を見る。また大名の取次など外交の折衝を行うなど調整役としての姿も伝わる。有能で温和の人物だけに早世が惜しい武将であった2026/01/25
山家
11
同時代の史料を丁寧に集めて分析した上で、黒田基樹氏は執筆されたようで、その労苦には素直に脱帽せざるを得ません。これまでに秀長のみを対象とする歴史学者の書籍は無かった、ということまで考えると本当に凄いです。そして、その内容ですが、仮に秀長が長命しても、秀長自身の後継者が欠けていたことから、豊臣政権は長続きしなかった、と説かれる方がそれなりにおられますが。私としては、この書籍を読む限り、問題もあるが、有能な秀長が兄よりも長命していれば、色々と歴史は変わって、豊臣政権存続があったのでは、と惜しまざるを得ません2026/01/31
鳥居強右衛門
10
大河ドラマを堪能すべく読みました。筆者の黒田先生は「豊臣兄弟!」の時代考証も担当されています。豊臣秀長の生涯について、アウトラインをつかむにはとてもわかりやすいと思います。2026/01/17
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