出版社内容情報
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」の主役、羽柴(豊臣)秀長の生涯と秀吉政権下で果たした役割とは? これまで十分に知られてこなかったその実態を、ドラマの時代考証を務める著者が明らかにする。
【目次】
内容説明
羽柴(豊臣)秀長は秀吉の唯一の実弟として、兄とともに織田信長の家臣・直臣となり、但馬侵攻での活躍以降は、秀吉の代行者として、その立場を確たるものとしていく。毛利や長宗我部ら外様大大名の取次を一手に担うなど、政権の最高位の調整役としての姿を明らかにする。秀吉に意見を述べることができるただ一人の存在―。これまで十分に知られていなかったその実像に迫る。
目次
第一章 織田家家臣の時代
第二章 秀吉一門衆筆頭の立場
第三章 四国攻略の総大将
第四章 大和・紀伊・和泉の領国大名
第五章 九州攻めと国割に奔走
第六章 諸大名接待の奔走から闘病生活へ
著者等紹介
黒田基樹[クロダモトキ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。現在、駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オルレアンの聖たぬき
2
次期大河ドラマの主人公羽柴秀長の評伝。天下人の弟の実像が描かれている。ただ、天下人の弟でありながら分からないことが多い。秀長は病弱だったというイメージだったが、これだけ戦場を駆け巡り、内政に外交に多忙な人生を過ごしていれば、過労もあっただろうと思った。2025/11/03
sas
0
著者によると、秀長の生涯の全容を記した本は1冊も刊行されていなかったそうだ。それでドラマの考証を引き受ける上で、自身でまとめて刊行したとの事らしい。秀長に関する資料が少ない中それなりにまとめられていると思う。 ただ、この本の通りだとすると、大河ドラマの主人公にする程の人物ではないように思う。多分、史実以上の活躍をした風の脚色が色濃い大河になるのだろう。2025/11/02
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