平凡社新書<br> 10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門

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平凡社新書
10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860757
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0231

出版社内容情報

《概要》
人類の歴史は紛争と対立の歴史であり、戦争がない時代はほぼ皆無だといってもよい。そこで、なぜ戦争が起きたのか、戦勝国と敗戦国の分かれ目は何かなどの戦争の真相をつぶさに見つめてきたのは、軍事戦略家たちだ。彼らは多くの戦史や諸国の軍事制度の研究から、それぞれの軍事思想や戦略理論を確立し、発展させてきた。そしてそれらの学問的蓄積は、外交はもちろんのこと、経済や社会、科学・技術、はたまた文化面でも大きく貢献している。
軍事戦略の祖と称されるマキャベリ、近代軍事戦略の大家であるクラウゼヴィッツが著名な軍事戦略家として名高いが、近代国家成立前の概念であったため、どうしても古典の領域を超えない。そこで本書では、近代ヨーロッパ戦略思想史の礎を形成したクラウゼヴィッツから近代以降のヨーロッパに登場した10人の戦略思想家を紹介し、戦略思想史の系譜を綴った1冊とする。


《目次》
序章「戦争」を考える
第一章 カール・フォン・クラウゼヴィッツ──史上最高の戦略思想家
第二章 アントワーヌ・アンリ・ジョミニ──「軍事科学」として戦略、戦争を構築
第三章 フェルディナン・フォッシュ──戦争の原理及び原則の確立
第四章 エーリヒ・ルーデンドルフ──総力戦思想の提唱者
第五章 ハンス・デルブリュック──「近代軍事史」を確立
第六章 アルフレッド・セイヤー・マハン──海軍戦略の提唱者
第七章 ジウリオ・ドゥーエ──空軍戦略思想の創始者
第八章 バジル・ヘンリー・リデルハート──二〇世紀を代表する戦略思想家
第九章 バーナード・ブロディ──「核時代のクラウゼヴィッツ」
第一〇章 トマス・エドワード・ロレンス──「アラビアのロレンス」
むすびにかえて──「戦略」を考える


《著者紹介》
石津朋之(いしづともゆき)
戦争歴史家、防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官。専門は戦争学、平和学、戦略思想。著書に『戦争学原論』(筑摩選書)、『リデルハート──戦略家の生涯とリベラルな戦争観』(中公文庫)、『総力戦としての第二次世界大戦──勝敗を決めた西方戦線の激闘を分析』『軍事史としての第一次世界大戦──西部戦線の戦いとその戦略』(いずれも中央公論新社)などがある。

内容説明

人類の歴史は戦争の歴史である。現在も核兵器やサイバー攻撃などによる新しい戦争の脅威に直面している。そのような中で近代以降の軍事戦略家たちの思想やそれらが生まれた政治的・社会的・歴史的背景に触れる姿勢は、国際関係の理解につながり、世界の平和と安全の実現の根幹を成す。クラウゼヴィッツから「アラビアのロレンス」まで、10人の思想家を軸に、近現代ヨーロッパの戦略思想を論じる書。

目次

序章 「戦争」を考える
第一章 カール・フォン・クラウゼヴィッツ―史上最高の戦略思想家
第二章 アントワーヌ・アンリ・ジョミニ―「軍事科学」として戦略、戦争を構築
第三章 フェルディナン・フォッシュ―戦争の原理及び原則の確立
第四章 エーリヒ・ルーデンドルフ―総力戦思想の提唱者
第五章 ハンス・デルブリュック―「近代軍事史」を確立
第六章 アルフレッド・セイヤー・マハン―海軍戦略の提唱者
第七章 ジウリオ・ドゥーエ―空軍戦略思想の創始者
第八章 バジル・ヘンリー・リデルハート―二〇世紀を代表する戦略思想家
第九章 バーナード・ブロディ―「核時代のクラウゼヴィッツ」
第一〇章 トマス・エドワード・ロレンス―「アラビアのロレンス」

著者等紹介

石津朋之[イシヅトモユキ]
戦争歴史家、防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官。専門は戦争学、平和学、戦略思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みつ

12
表題に「10人の思想家から学ぶ」とあるが、軍人として戦争の現場にあたる人物も多数おり、通常「思想」と聞いて想像するものとはかなり違う。クラウゼヴィッツから始まる10人は、いわゆるナポレオン戦争から核戦争の時代までを網羅する。「入門」というには、「近代軍事思想」についての基本的な概念を懇切丁寧に説明してくれてはいないので、自分にはなかなか頭に入らなかった。わかったのは、せいぜい戦争の現実の変化が「思想」に影響させていく、ということくらいか。古代中国の孫子と古代ギリシャ、ローマが何度も登場するのも目を引く。2025/07/19

フク

9
クラウゼヴィッツやリデルハートら、近現代ヨーロッパの戦略思想家をおさらい。 図書館2025/04/17

Go Extreme

3
戦争の本質:戦争定義 多面的性質 戦争と文化 情動要因 社会的影響 戦争の起源 歴史的背景 権力構造 クラウゼヴィッツの思想:政治の延長 絶対戦争 制限戦争 戦争目的 決闘的構造 政治優越性 戦争論 ジョミニの軍事科学:戦争概論 科学的原則 集中の原則 迅速な行動 地形利用 普遍的法則 機動戦略 フォッシュと戦略:戦略と戦術 間接的アプローチ 直接的アプローチ 軍種連携 戦争の目的 統合的視点 現代戦略の展開:総力戦思想 間接アプローチ 核抑止 エアパワー 戦略的抑止 文民統制 非対称戦2025/03/30

ゆんろん

1
馴染みのある名前も、そこまで馴染みのなかった名前もあったが、読めば読むほど、古に「兵は詭道なり」と喝破していた孫子(直接採りあげられているわけではない)は偉大なんだなと思えてくる。名前を聞いたことだけあったリデルハートの「リベラルな戦争観」について知ることができたのはよかった。「軍人だけに任せておくにはあまりにも重要な企て」であり、いざとなれば国民全体を巻き込むことになる戦争について、常日頃から思いを巡らせておくことが大事だと思わされた一冊だった。2025/06/25

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