出版社内容情報
第二次世界大戦戦以降、アフガン戦争や湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカはイスラーム世界への軍事介入を継続しています。
ブルース・ヒップホップなどの音楽や歴史的建造物には、イスラームの伝統や文化が根付きながら、なぜ対立は続くのでしょうか。
ムスリムがアメリカの政治・文化・社会に果たした役割を歴史的展開から明らかにしながら、親イスラエルから変容しつつあるアメリカ人のイスラームに対するイメージを探る。
内容説明
戦後、アフガン戦争や湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカはイスラーム世界への軍事介入を継続している。ブルース・ヒップホップなどの音楽や歴史的建造物には、イスラームの伝統や文化が根づきながら、なぜ対立は続くのか。ムスリムがアメリカの政治・文化・社会に果たした役割を、歴史的展開から明らかにする。親イスラエルから変容しつつあるアメリカ人の、イスラームに対するイメージを探る。
目次
第1章 現代世界に横たわるアメリカ・イスラーム問題(ベトナム戦争とアフガン戦争のアナロジー;外国市民の保護を放棄する米軍―アフガニスタンのケースは繰り返される ほか)
第2章 アメリカのイスラームへの歴史的視点(アメリカの「オリエンタリズム」の対象としてのイスラーム世界;アメリカの平和運動とイスラーム ほか)
第3章 変わりつつあるアメリカの対イスラーム観(冷戦終結後に根強く形成されたイスラームの脅威;カーター元大統領が訴えたイスラエルの「アパルトヘイト」 ほか)
第4章 アメリカに残るイスラームの歴史的・文化的遺産(アメリカのイスラーム史;アメリカに残るイスラームの歴史・文化遺産 ほか)
「アメリカのイスラーム観」を振り返る―おわりに(アメリカ社会に新しい風を吹き込むムスリム市民たち;アメリカの若年層に広がるパレスチナ支持 ほか)
著者等紹介
宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。83年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専攻はイスラム地域研究、国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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