平凡社新書<br> アメリカのイスラーム観―変わるイスラエル支持路線

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平凡社新書
アメリカのイスラーム観―変わるイスラエル支持路線

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860481
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0231

出版社内容情報

第二次世界大戦戦以降、アフガン戦争や湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカはイスラーム世界への軍事介入を継続しています。

ブルース・ヒップホップなどの音楽や歴史的建造物には、イスラームの伝統や文化が根付きながら、なぜ対立は続くのでしょうか。

ムスリムがアメリカの政治・文化・社会に果たした役割を歴史的展開から明らかにしながら、親イスラエルから変容しつつあるアメリカ人のイスラームに対するイメージを探る。

内容説明

戦後、アフガン戦争や湾岸戦争、イラク戦争など、アメリカはイスラーム世界への軍事介入を継続している。ブルース・ヒップホップなどの音楽や歴史的建造物には、イスラームの伝統や文化が根づきながら、なぜ対立は続くのか。ムスリムがアメリカの政治・文化・社会に果たした役割を、歴史的展開から明らかにする。親イスラエルから変容しつつあるアメリカ人の、イスラームに対するイメージを探る。

目次

第1章 現代世界に横たわるアメリカ・イスラーム問題(ベトナム戦争とアフガン戦争のアナロジー;外国市民の保護を放棄する米軍―アフガニスタンのケースは繰り返される ほか)
第2章 アメリカのイスラームへの歴史的視点(アメリカの「オリエンタリズム」の対象としてのイスラーム世界;アメリカの平和運動とイスラーム ほか)
第3章 変わりつつあるアメリカの対イスラーム観(冷戦終結後に根強く形成されたイスラームの脅威;カーター元大統領が訴えたイスラエルの「アパルトヘイト」 ほか)
第4章 アメリカに残るイスラームの歴史的・文化的遺産(アメリカのイスラーム史;アメリカに残るイスラームの歴史・文化遺産 ほか)
「アメリカのイスラーム観」を振り返る―おわりに(アメリカ社会に新しい風を吹き込むムスリム市民たち;アメリカの若年層に広がるパレスチナ支持 ほか)

著者等紹介

宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。83年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専攻はイスラム地域研究、国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

62
こうした視点の本はあまりないので興味深く読んだ。トランプの反イスラームは有名だが、バイデンのこの点に関する無能振りも厳しく指摘する。イスラエルでは右傾化が進み、リベラルな非シオニストは海外へ脱出する者が多いとか。つまりますます右傾化が進む。一方でアメリカのユダヤ人にはネタニヤフへの批判者が多い。この他在アメリカの詩人やミュージシャンにイスラーム文化に高い関心を示す者が多いことや、近年のムスリム人口の増加、さらにイェール大学などで政府の対イスラーム政策に抗議の声が上がっているなど、色々知ることができた。2024/04/22

ネギっ子gen

49
【アメリカの音楽や歴史的建造物など、イスラームの伝統や文化が根づいているのに、なぜ反目は続くのか?】現代イスラム研究センター理事長が、<テロなどをめぐる現在のアメリカとイスラーム世界に横たわる問題を紹介し、アメリカのイスラーム観の歴史的展開や、人種的平等を求める公民権運動とイスラームの関わり、また変容しつつあるアメリカ人のイスラームに対するイメージを検討>した新書。<パレスチナ自治区ガザの攻撃を巡り、全米各地の大学でイスラエルに抗議する活動が広がっている>などのニュース記事を思い浮かべながら読んだ――。⇒2024/05/01

Ecriture

6
現代アメリカがイスラーム世界とどう関わってきたかを整理する。アフガニスタンに傀儡政権を作った後は、イラクに転戦してアフガニスタンはほぼ放置。オバマ時代にもドローン誤爆で憎しみを煽りながら、やがてタリバンと協調してタリバンに政権を譲渡するように撤退。トランプのイスラーム嫌悪は反発を呼んだが、バイデンは引き継いだ方針を転換するほどリベラルでもなかった。ウクライナを支援する一方でイスラエルに加担するダブルスタンダードを敷いたまま今日に至る。2024/08/27

4492tkmt

6
まさかの読んだ本登録一人目。イスラム推しの研究者が、トランプやバイデンをディスってます。普段接することのないイスラム側からの視点なので、いろいろ見方が変わって面白い。それ以外にも、アメリカ文化の中にある、ムスリム起源の音楽や詩などの紹介が興味深かった。中村哲医師については、この本で初めて知ったので、同著者の別本を読んでみようと思う。多神教の日本人としては、一神教は視野が狭いし、なかなか「寛容」にはなれないんじゃないかと。2024/02/12

お抹茶

3
特定のテーマを置くのではなく,やや話が飛んでいく。アメリカでもイスラームの文化が愛好されていたり,ジャズやブルースを偉大なものにしたのはイスラーム系移民だったり,といった文化の側面も多く紹介されている。アメリカの政権が行ったことには政党を問わず批判的で,無人機攻撃,イラン核合意からの離脱,アメリカ大使館のエルサレム移転,アフガニスタンからの撤退など,無理解や植民地主義的・人種主義的な見方や偏見を感じるとする。イスラエルの若い世代はタカ派・極右を支持する傾向にあるが,アメリカのユダヤ人には反発する人も多い。2024/02/18

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