平凡社新書<br> 家康の正妻 築山殿―悲劇の生涯をたどる

個数:
電子版価格
¥792
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社新書
家康の正妻 築山殿―悲劇の生涯をたどる

  • 黒田 基樹【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 平凡社(2022/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月29日 12時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860146
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

今川家御一家衆・関口氏純の娘で、従属国衆・松平元信(徳川家康)の最初の妻・築山殿。
今川家との敵対による互いの立場の逆転と、長年にわたる別居状態にともなう信頼関係の希薄化から、嫡男・信康に対する思いを強くしていくが、二つの事件によって、終幕を迎える……。
信頼に足る後世史料を丹念に読み解き、信康「逆心」事件の実態と築山殿の死の真相を探る。

◎目次
はじめに
第一章 築山殿の系譜と結婚
第二章 駿府から岡崎へ
第三章 家康との別居
第四章 岡崎城主・信康
第五章 信康事件と築山殿の死去
あとがき
主要参考文献

◎著者紹介
黒田基樹(くろだ もとき)
1965年生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。現在、駿河台大学教授。著書に『下剋上』(講談社現代新書)、『戦国大名の危機管理』(角川ソフィア文庫)、『百姓から見た戦国大名』(ちくま新書)、『戦国北条五代』(星海社新書)、『戦国大名北条氏の領国支配』(岩田書院)、『中近世移行期の大名権力と村落』(校倉書房)、『戦国大名』『戦国北条家の判子行政』『国衆』(以上、平凡社新書)、編著に『北条氏年表』(高志書院)、『鎌倉府発給文書の研究』(戎光祥出版)、監修に『戦国大名』(平凡社別冊太陽)など多数。

内容説明

今川家御一家衆・関口氏純の娘で、従属国衆・松平元信(徳川家康)の最初の妻・築山殿。今川家との敵対による互いの立場の逆転と、長年にわたる別居状態にともなう信頼関係の希薄化から、嫡男・信康に対する思いを強くしていくが、二つの事件によって、終幕を迎える…。信頼に足る後世史料を丹念に読み解き、信康「逆心」事件の実態と築山殿の死の真相を探る。

目次

第1章 築山殿の系譜と結婚(「築山殿」の呼び名;築山殿の父は誰か ほか)
第2章 駿府から岡崎へ(松平竹千代(徳川家康)の登場
竹千代「人質」説の疑問 ほか)
第3章 家康との別居(嫡男竹千代の岡崎帰還;諸史料が伝える人質交換 ほか)
第4章 岡崎城主・信康(岡崎城主としての信康の立場;信康の初陣はいつか ほか)
第5章 信康事件と築山殿の死去(家康による武田家への反撃;信康の悪行のはじまり ほか)

著者等紹介

黒田基樹[クロダモトキ]
1965年生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。現在、駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

55
その存在が出てくる同時代資料、実は一つしかないそうで、分からないことだらけ。 今川の人質になってて交換されたのは息子だけで、本人はその前に岡崎行ってたそうです。親の関口氏も別に殺害されず生き延びたらしい(ホッ)2023/02/23

だまし売りNo

34
ステレオタイプな悪女で終わらせない。 2023/06/12

ようはん

25
築山殿に関しては同時代の一級史料が僅かしかなく、後世の史料や周辺人物からの史料を精査しての推測が中心となる。築山殿も関与していたと見られる信康家臣の大賀弥四郎らが武田軍を引き入れようとした大賀弥四郎事件は武田軍の圧迫の中で息子の信康の地位を守ろうとした母親の行動として理解できるが、一方で家康視点から見れば三方ヶ原を始め多数の家臣を失う連年の激戦の中での正妻の酷い裏切りとなり信康事件にも繋がったのも理解できると同時にやはり悲劇でしかない。2023/04/19

23
「この時代の大名家夫婦に、恋愛関係をみる必要はないが、信頼関係の有無は重要と考えられる」当時の資料は1つしかなく、江戸時代に書かれた資料では悪女と描き続けられてきた築山殿の評論。黒田先生は江戸時代の岡崎東泉記の武田からの歩き巫女が入り込み、ヤッスを亡き者にすれば築山殿は勝頼の妻とし、信康に跡を継がせるという策に乗ったため、幽閉される途中に自害したという説を取られている。大河と方向性は違うんだけど、築山殿がどっちもものすごくアグレッシブで、ものすごく信頼関係がない(自らなくした)のが共通しててつらい。2023/08/04

MUNEKAZ

23
築山殿を直接扱った一次史料がほとんどない(著者の調べではたった1点!)ため、江戸期の史料や夫・家康や子・信康ら周辺の人々からの考察がほとんど。一番の読みどころはやはり「信康事件」。武田家との抗争から家康に生じた信康への疑心が、北条家との同盟や三男・秀忠の誕生を機に、築山殿と信康の排除に繋がる。自らの運命を屈辱に感じた築山殿は、幽閉先にて自害したというのが著者の考え。いろいろ事情があるとはいえ、長く別居生活を送った夫婦の信頼の薄さが印象的。家康にとって築山殿は、徳川家の共同経営者たり得なかったということか。2022/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20203934
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。