平凡社新書<br> 新中国論―台湾・香港と習近平体制

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平凡社新書
新中国論―台湾・香港と習近平体制

  • 野嶋 剛【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860054
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0231

出版社内容情報

世界屈指の超大国、中国。
その中国の様子がおかしい。
何かが狂い始めている。
世界各国が中国の異変に気付き始めたのは数年前。
その変化の大きな原因を探っていくと、「台湾・香港問題」にぶち当たる。
1997年、英国から返還された香港は「一国二制度」のもとで統治が試みられたのにも関わらず、風前の灯火である。もはや香港において自由や民主は死語に近い。
そしていま、中国の手が台湾に及び、台湾の人びとはもがき、苦しんでいる。
なぜ「大きな中国」は「小さな台湾・香港」をそこまで必要とするのか?
その問いに対する答えに辿り着くためには、「中国」を真正面から捉えただけでは真の姿は浮かび上がってこない。
また、「台湾」もしくは「香港」から「中国」を見ても十分とは言えない。
そこで、「台湾・香港」の2つの地から「中国」という国をつぶさに考えてみることを提言し、実践したのが本書である。

《目次》
はじめに
第1章「台湾化」と「香港化」の狭間で
第2章 なぜ台湾と香港は中国にとって「特別」なのか
第3章 中国指導者にとっての台湾・香港問題
第4章 台湾・香港にとっての「中国」と本土思想
第5章 失われた「文化中国」の連帯
第6章 グローバル化する台湾・香港問題
第7章 日本は台湾・香港にどう向き合うべきか 
第8章 台湾・香港は「坑道のカナリア」
付録:2021年の「歴史決議」で記された台湾・香港問題
関連年表
参考文献

内容説明

政治、経済、軍事の面で圧倒的な存在感を放つ習近平体制下の中国。その中国の脅威を、どの国、どの地域よりも感じてきた台湾・香港。香港の「一国二制度」はもはや風前の灯火であり、大規模デモも発生。台湾では2016年を境にして、中国との距離が一層広がっている。台湾と香港が経験したことを、日本人が「自分事」として捉えることは、日本の対中政策の構築や対中理解の深化に資することにもつながる。「中国にとっての台湾・香港」「台湾・香港にとっての中国」とは?台湾・香港問題報道の第一人者による「新しい中国論」。

目次

第1章 「台湾化」と「香港化」の狭間で
第2章 なぜ台湾と香港は中国にとって「特別」なのか
第3章 中国指導者にとっての台湾・香港問題
第4章 台湾・香港にとっての「中国」と本土思想
第5章 失われた「文化中国」の連帯
第6章 グローバル化する台湾・香港問題
第7章 日本は台湾・香港にどう向き合うべきか
第8章 台湾・香港は「坑道のカナリア」か
付録 2021年の「歴史決議」で記された台湾・香港問題

著者等紹介

野嶋剛[ノジマツヨシ]
1968年生まれ。ジャーナリスト。大東文化大学社会学部教授。上智大学文学部新聞学科卒業後、朝日新聞社に入社。シンガポール支局長、政治部、台北支局長、AERA編集部などを経て、2016年4月に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まーくん

90
著者の『台湾とは何か』『香港とは何か』は以前読んだ。学生時代に香港、朝日新聞入社後には中国に留学、台北支局長も務めている。6年前に独立。中国一筋の深く幅広い経験に裏打ちされた”中国”に対する見方、特に香港、台湾からの視点に納得する。ただ、本書は著者の中国問題に対する愛憎の余りか、論点が飛びやや散漫な感じ。「今日の香港は明日の台湾」を心配。恐らく大多数の”台湾人”は統一を望んでいないが、「独立」と言ってはならないことも百も承知。どうして中国は今頃、一国二制度50年の約束を実質ホゴにしたのだろうか?⇒2022/06/18

さとうしん

17
同じ著者の『台湾とは何か』『香港とは何か』の補編的な内容。納得できる点は多いが、やや煽りすぎかなという点もある。本書に足りない要素があるとすれば、韓国と日本、あるいは中華圏との関係であろう。韓国は著者の専門ではないが、日本の中国に対する印象の悪化は、韓国への印象の悪化と軌を一にしており、無視できる要素ではないだろう(たとえば、本書でも言及されている中国崩壊論とともに韓国崩壊論も語られてきたという流れがある)。次回作があるとすれば、このテーマに期待したい。2022/06/10

Hatann

12
中国に合流せず疎遠になることも厭わない「台湾化」と中国に飲み込まれ中央への服従を強いられる「香港化」の現状を示して、日本を含めた隣接国の対中政策の構築や対中施策の深化を促す。中国からみれば台湾問題は「解放」であり、香港問題は「回復」であり、西洋的な近代国家観からすれば違和感はない。他方、異民族との混合を繰り返し文化を受け入れれば中華社会の一員とみなされたことを捉え、伝統的な中国文化は台湾・香港にこそ残っているとの指摘にも成程と頷く。中央・周縁を軸に、世界・中華・本土など多様な目線で対角線を引いて著述する。2022/05/26

K

7
中国・香港・台湾の関係性は、互いの認識のボタンの掛け違いが多数あり、外的要因(日米欧)にも揺り動かされ、想像以上に一筋縄ではいかない問題だと深く理解できる。センシティブな議論だからこそ知識不足を補って理解する必要がある。2022/07/15

清角克由

3
中国の最新情報を俯瞰的にみるのにとても良い本だった。2022年の最新の状況についてかなり中国、台湾、香港に詳しい筆者の視点は目に新しい。そして香港について何故か諦めている自分に驚いた。香港や台湾を現中国政権の思いのままにしないために、近隣諸国が声を上げることの重要性を再認識した2022/12/25

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