出版社内容情報
自治体別行政による非効率や高い高速道路料金など、日本国の無駄は多々ある。今こそフリーパス構想=地域間の行財政簡素化を図るべきだ。日本州構想論者による大胆な改革提言。
内容説明
日本の社会はさまざまな面で限界を迎えている。行政の細分化による無駄と非効率、スムーズな移動を阻む高速交通システム。東京一極集中による感染症リスクの増大も見逃せない。いまこそ、これらの諸問題を一挙に解決するべきときだ。日本のかたちを新たにデザインし、新規出発するための方策とは。三大高速交通網のフリーパス化、地方自治体10州への再編。新時代への希望を生む、著者渾身の提言。
目次
第1章 日本は変われるか
第2章 一極集中は「日本型フリーパス構想」で解決できる
第3章 東京の政治は大丈夫か
第4章 大阪都構想に見る改革現場
第5章 地方主権改革のススメ
第6章 日本をなぜ州制度に変えるのか
第7章 州制度の設計ポイント
第8章 それぞれどんな州になるか
第9章 大都市をより活かすには
終章 地方の元気を問う
著者等紹介
佐々木信夫[ササキノブオ]
1948年岩手県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。法学博士(慶應義塾大学)。東京都庁に16年勤務。89年聖学院大学教授、94年~2018年中央大学教授。現在、中央大学名誉教授。政府の地方制度調査会委員、日本学術会議会員のほか、慶應義塾大学、明治大学、日本大学、埼玉大学で講師を歴任。テレビ出演や地方講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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