平凡社新書<br> 東電原発事故10年で明らかになったこと

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平凡社新書
東電原発事故10年で明らかになったこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859669
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0254

出版社内容情報

東日本大震災、そして津波によって全電源を喪失して起こった福島第一原子力発電所事故発生から10年。事故はなぜ起こったのか、津波と電源喪失は本当に防げなかったのか、そして、民事裁判・刑事裁判はいまどのように進んでいるのか。事故の前、事故のあとではなにが隠蔽されてきたのか。事故の責任追及、賠償の進捗状況は……。1万ページ以上におよぶ膨大な事故調査書や裁判記録をもとに、10年間事故の真相を追ってきた科学ジャーナリストが、被害と裁判の現状を活写。

内容説明

2011年3月、福島第一原子力発電所事故発生から10年―。事故はなぜ起こったのか、津波と電源喪失は本当に防げなかったのか、どのように裁かれているのか、そしてなにが隠蔽されてきたのか。事故の責任追及、賠償の進捗状況は…。1万ページ以上におよぶ膨大な事故調査報告書や裁判記録をもとに、事故の深層、被害と裁判の現状を活写。直後から真相を追ってきた科学ジャーナリストが明かす史上最悪「レベル7」の事故の全体像。

目次

第1章 福島第一原発で何が起きたのか(4号機爆発までの4日間;混乱した避難と情報隠し ほか)
第2章 事故はなぜ防げなかったのか(2002年;2004年 ほか)
第3章 事故の検証と賠償は進んだか―事故調と裁判(事故検証は適切か;高裁判決「国と東電に責任」 ほか)
第4章 原発はいまどうなっているのか(国策だった半世紀;世界一になった福島第一 ほか)

著者等紹介

添田孝史[ソエダタカシ]
科学ジャーナリスト。1964年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。90年朝日新聞社入社。大津支局、学研都市支局を経て、大阪本社科学部、東京本社科学部などで科学・医療分野を担当。原発と地震についての取材を続ける。2011年5月に退社しフリーに。東電福島原発事故の国会事故調査委員会で協力調査員として津波分野の調査を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rico

87
ウクライナ報道が溢れる中、今年の3.11は静かに過ぎていった。数少ない報道番組で見た双葉町の今。荒れ果てた自宅を前にした住民の表情が忘れられない。除染して住めるようになっても、11年前まで当たり前のように重ねてきた日々のくらしは戻りはしない。裁判の過程で明らかになってきたのは、あの事故はリスクを承知しつつ目先の利益を優先した結果だったということ。奪ったものの大きさと起こしたことの罪深さに蓋をして、原発再稼働は粛々と進みつつある。温暖化対策等で動かさざるを得ないなら、せめてあの事故に真摯に向き合ってほしい。2022/03/10

skunk_c

71
マスメディアの力は恐ろしい。事故当時「想定外」と言った東電幹部の言葉を今でも信じている人はかなりいるのではないか。本書はその「嘘」を完膚なきまでに明らかにする。著者も関わった国会事故調などでは分からなかったことが、訴訟の証拠から明らかになり、それをまとめる中で多くのことが見えてきたのだ。F1で10mを超える津波が襲う可能性があることは2002年には指摘され、女川、F2では対策をとったというのに、経営上の理由から最も脆弱なF1は対策を先延ばしにしたとのこと。経営トップはこのことを「知らなかった」と言うが。2021/11/27

ロビン

21
10年目の3.11を心に刻むため一読。元朝日新聞記者で今はフリーの科学ジャーナリストである著者が、原発事故発生当時から現在の状況までを批判的にまとめたもの。特に第2章「事故はなぜ防げなかったのか」では2002年から2011年までの東電の原発事故対策の動きを追い、保安院や東北電力、日本原電などが福島沖の津波の危険性を問題提起または対応工事をしていたにも関わらず東電は出費を厭って学者や地震本部に根回しや報告書の書き換えまでさせ意図的に先延ばしをしていたことが炙り出されている。「想定外」だから無罪とはおかしい。2021/03/11

Satoshi

13
忘れたかけているが、2011年3月に東日本に人が住めなくなるほどの重大事故が起きていた。そして、その災害は歴史的に予測されていた。津波による福島第一原発の事故であるが、東電の先送り体質、勝俣会長の無責任な発言には驚かされる。2022/07/23

くものすけ

10
東電・保安院の体質が完全に変わらない限り同じ問題が再度起ることの怖さを感じました。未曽有の原発事故発生当時は想定外の規模の天災の為と説明されていました。しかしながら、実際はかなりの精度で今回の大規模地震、津波の発生は予知されていました。無能な東電・保安院がその対応を先延ばしした為に未曽有の大事故を起こし、危うく東日本全体5000万人の住む家が無くなる程の危機をもたらした事が良く分かりました。本書を読む限り、火山、地震国日本に原発は不要と考えます!2024/01/13

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