平凡社新書<br> ぼくは縄文大工―石斧でつくる丸木舟と小屋

個数:
電子版価格
¥759
  • 電子版あり

平凡社新書
ぼくは縄文大工―石斧でつくる丸木舟と小屋

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月16日 05時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859553
  • NDC分類 210.57
  • Cコード C0221

出版社内容情報

主に石斧を使って古代の丸木舟や小屋を造る「縄文大工」。大航海が行われた3万年前に船を造り台湾から沖縄まで走らせた記録、工夫に溢れた住居の復元などから新たな縄文人像を探る。

内容説明

自ら建てた三畳の小屋に暮らし、蒸しドングリや川魚を食べ、囲炉裏の灰で歯を磨く。能登に縄文小屋を建て、三万年前の丸木舟を走らせる。「縄文暮らし」を実践しながら、原始を生きた人の姿を探る。原始人の暮らしをたどれば、現代人が失ったものが見えてくる。

目次

第1章 縄文大工になったわけ(大工の道を歩み出した修業時代;匠の世界に求めたもの ほか)
第2章 能登に縄文小屋を建てる(石斧との出会い;石斧をつくる ほか)
第3章 三万年前の丸木舟で大航海(「原始人の石斧」で舟づくり;丸木舟は旧石器時代に存在するか ほか)
第4章 縄文暮らしから生まれた哲学(「三畳の小屋」暮らし;囲炉裏レシピ ほか)

著者等紹介

雨宮国広[アメミヤクニヒロ]
1969年、山梨県出身。縄文大工、建築家。丸太の皮むきのアルバイトをきっかけに、大工の道へ進む。古民家、社寺文化財修復の仕事で、先人の手仕事に出会い感動。手道具のみでの伝統的な手法に傾倒する。2009年に石斧と出会い、東京都立大学の山田昌久教授と共に、能登半島の真脇遺跡で縄文住居の復元に携わる。その後、国立科学博物館の日本人のルーツをたどる「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」では、台湾から与那国島へ渡る丸木舟を制作した。現在は手道具のみで自作した小屋に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

54
世の中にこういう人が本当にいるのだなあ、というのが最初の感想。ものづくりに魅せられた一人の若者が、大工修行を通して道具の魅力に目ざめ、石材で木を切り削り、穴開けまでする縄文の「石斧」に出会う。彼はその後、石斧を使って縄文小屋を組み立て、機会を得て古代航海のための丸木舟の製作に挑んでいく。縄文人として登場する彼の姿は、半生を一つ事にかけた自信と共に、縄文人生活の中から生まれ、自然と共にある人間本来の暮らしを体現した「哲学」を象徴しているかのようである。日本人の起源の検証実験に思わぬところで出合い、感激する。2021/09/29

ばんだねいっぺい

38
縄文の建築のことを分かるには、縄文人にならなきゃわからないを実践した人。チェンソーだって、苦労するであろう大木を石斧で切り倒してしまうのだから、尊敬する。丸木舟のプロジェクトにしても、本当にやってみなきゃわからないの世界て、実践の中のヒントから工夫が生まれていくのに感動した。黒曜石のくだりは、やってみたいなとつい思ってしまった。また、例のあれの研究も面白い。2021/08/01

禿童子

35
縄文時代の住居の復元と旧石器時代の丸木舟の再現を行った大工さん本人による説明は貴重だと思う。文化財修復、古民家リニューアルなどで経験を積んだ大工さんが、現代のチェーンソーから石斧に興味を持つに至った経緯が面白い。実際に杉の巨木を石斧で切り倒すのにチェーンソーの90倍の時間がかかる。私も中学生の頃に屋久種子五葉松から建造された丸木舟を実際に見てから丸木舟に興味がある。石斧だけで丸木舟を削り出せることを実証し、台湾から与那国島まで黒潮を乗り切った2019年7月7日の45時間225kmの航海実験の成功は感動的!2020/11/03

たまきら

29
わあ、楽しそう!色々な「作る」に好奇心だけをお供に体当たりしていく楽しいお兄さんのものづくりを楽しく読みました。石斧すご~い!!ところどころ真似したいです。夫はあんまり~。2021/06/29

さきん

24
縄文時代の建物や舟を縄文時代の技術で作るというのは、当時の技術を考察し、わからないところは実験して仮説を立てるのみにとどまらず、実際に道具を作り使うことが必要。そして本職の大工で生計立てつつ、家族も養ってと考えると本当にすごいなと思った。youtubeに作業動画上げてほしいと思った。特に茅葺きの逆向きバージョンや土壁づくり、木をけずる道具や石斧の作り方、メンテナンスなど。著者の建築へのアプローチも素敵。丸太の皮はぎから始めて、現代的ね住宅建築、寺社仏閣修理を経て、古代の建築まで歩みを進めている。2025/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16429934
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品