出版社内容情報
今から100年ほど前に現代日本語は作り上げられたのではないか。本格的に始まった雑誌文化のうちに、市民の、大衆の、女性の、子供の、また戦争の言葉の生成を探索する。
内容説明
1920年前後、本格的に始まった雑誌時代、総合雑誌の、女性雑誌の、子供向け雑誌の言葉を読む。当時の辞書を、また戦争に向けた言説を読む。その時、“いま”の言葉との、どんな連続や切断が見えてくるか?
目次
序章
第1章 総合雑誌をよむ
第2章 女性のことば
第3章 こどものことば
第4章 大正時代の辞書―現代の辞書のルーツを求めて
第5章 戦争を語る日本語
終章 再び一九二〇年の日本語
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。現在、清泉女子大学教授。専攻、日本語学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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