出版社内容情報
東京でタクシー運転手になるコツ(開成)や、フレンチのフルコースの順番とマナー(慶應中等部)など、大人も驚きの珍問・良問に挑戦してみよう。カリスマ塾講師による入試予想&対策つき。
内容説明
東京でタクシー運転手になるコツ(開成)や、フレンチのフルコースの順番とマナー(慶應中等部)など大人も驚きの珍問・名問に挑戦してみよう。カリスマ塾講師による入試予想と、日頃からできる合格への対策法も伝授。
目次
第1章 開成・灘が求める「知識」
第2章 麻布・渋幕が求める「思考力」
第3章 慶應が求める「教養」
第4章 時事問題が求める「大人の常識」“桜蔭・早稲田・洛南etc.”
第5章 戦争問題が求める「読み取る力」“筑駒・駒場東邦etc.”
あとがきに代えて―問題予想と大学入試改革
著者等紹介
松本亘正[マツモトヒロマサ]
1982年、福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中の2004年に中学受験専門塾ジーニアスを設立。東京、神奈川に7校舎を展開し、首都圏の中学を中心に高い合格実績を誇っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
44
難関中学独自の入試問題を解説。そこでは一般常識に基づいた思考力、表の読み取り、教養を問われる問題が様々なジャンルから出題される。各校の個性が出ており、楽しみつつ解きました。どれも文化や社会に関わり、受験生の意見と洞察力が求められる問題ばかり。大人の世界では教科書の知識だけでは通用しない。柔軟な発想力も必要なのですね。2020/07/01
たまきら
39
電車の中吊りなどで、ちょっと面白い入試問題を見たりするので、そんな感じかな?と手に取りました。けれどもこの本はもう少し著者が「学校はきっとこういう子を求めてるんだろうな」を考えていて、そこが面白かったです。自分は別に無理して中高一貫校に行く必要はないと思っているのですが、もしも娘にあった学校があるのならたのしいだろうな、とこの本を読んでいて思いました。同時に、伝記にはまっている娘がしらないうちに地理も把握していて感動。やっぱ読書ってすごい…。2021/04/30
活字の旅遊人
34
当然といえば当然なのだけど、入試問題には、学校ごとにこういう子に来てほしいというメッセージが現れているのだ。大学受験のときにそう気づいて、自分に合う問題を出す学校を探すとともに、行きたいと思っているところに自分を合わせるべきなのか少し悩んだりしたな。いや、これを成績が伸びない言い訳と取られても仕方がないけど、正しい面があったはずだ。遥か昔の中学受験ではそんなことは思いもよらなかったし、世間の序列に埋もれざるを得なかったね。まあ定員のある競争なので、その限りではないけど。その上で、入試問題外部委託反対!2021/03/17
おいしゃん
32
「おもしろすぎる」問題はごく一部で、あとは「へぇー小学生にここまで考えさせるんだ」と感心するレベル。中学受験は丸暗記させるだけと揶揄されることも多いが、本書に多数掲載された自分が在籍した中学の問題を見ると、考える力も当時少しは認められたのかなと安心。2023/11/28
みこ
27
難関私立中学のユニークな入試問題から、その中学が入学生に対して求める知識や教養、さらには思考力を教えてくれる。都内の地下鉄やテーブルマナーから資料を通して戦争や自然災害が市民生活にどのような影響を与えたかまで多岐に渡る。受験勉強とは意外とただ単に知識を詰め込むだけではないようだ。2020/04/26