平凡社新書<br> 江戸の目明し

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平凡社新書
江戸の目明し

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858877
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0232

出版社内容情報

時代劇でつねに活躍する目明しは単なる正義の味方などではなかった。豊富な史料から、犯罪者が目明しになるという驚きの事実を語る。

はじめに
第一章 天保期の世相と目明し
一、三之助事件
二、碁打ち林元美
三、町人のぜいたく
四、町民への規制
五、歌舞伎への敵視
第二章 天保の改革と目明し
一、出版規制
二、彩色禁止
三、賭博禁止
四、名主と公事人
五、その他の規制
第三章 目明しの実態
一、目明しの始まり
二、目明しは必要悪か
三、目明しの悪業
四、同心上申書
五、与力と同心
第四章 幕藩体制の歪み
一、水野忠邦の失脚
二、調査の続行
三、改革の緩み
四、目明しの肥大
五、幕藩体制の矛盾

おわりに
あとがき
参考文献一覧


増川 宏一[マスカワ コウイチ]
著・文・その他

内容説明

時代小説やテレビの時代劇で、犯罪捜査のため江戸市中を所狭しと駆けめぐる目明し。しかし、その実態は「元・犯罪者」であり、しばしば悪事を働いていた証拠が歴史文献に残されている。江戸時代、悪と正義の境目はどこにあったのだろうか。善悪のはざまにあって活動した犯罪摘発者、知られざる「目明し」たちの生き様を再現する。

目次

第1章 天保期の世相と目明し(三之助事件;碁打ち林元美;町人のぜいたく;町民への規則;歌舞伎への敵視)
第2章 天保の改革と目明し(出版規制;彩色禁止;賭博禁止;名主と公事人;その他の規制)
第3章 目明しの実態(目明しの始まり;目明しは必要悪か;目明しの悪業;同心上申書;与力と同心)
第4章 幕藩体制の歪み(水野忠邦の失脚;調査の続行;改革の緩み;目明しの肥大;幕藩体制の矛盾)

著者等紹介

増川宏一[マスカワコウイチ]
1930年長崎市生まれ。旧制甲南高等学校卒業。以来、将棋史および盤上遊戯史を研究。大英博物館リーディングルーム・メンバー、国際チェス史研究グループ会員、遊戯史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

11
著者は将棋等盤上遊戯や賭博に関する書を多数著し、特に法政大学出版局からのシリーズは有名。私も幾つか読んだし蔵している。本書は90近い高齢になって著した物で、慶賀至極である。内容は目明しや岡っ引きという社会の寄生虫の実態叙述というより、その社会背景としての天保改革についての記述が多い。この分野では嘗て中公新書から出た阿部善雄著「目明し金十郎の生涯」の方が地方のヤクザ者の史料ではあるが優れているように思う。時代劇は可笑しな場面ばかりで私は見ないが、著者はヒーローとして描かれる岡っ引きに我慢できなかったようだ。2021/01/21

フク

6
銭形平次に代表される時代劇や時代小説の岡っ引幻想を打ち砕くには十分な現実。でも、親分さんといやあ博奕くらいやってるイメージだったぞ2018/10/27

スプリント

5
ネタが集まらなかったのか、目明し以外のパートが長いです。2018/09/24

spike

4
常識と思っていることがいかにいい加減か、目明しならぬ目からウロコの一冊。私たちは当然銭形平次に始まる捕物もの小説ドラマ映画舞台で先入観が刷り込まれているし、なんとなく江戸時代のはじめからあった制度なんだろうくらいにしか考えてないはずだが、これは驚き。2018/10/07

長老みさわ/dutch

4
目明し=岡っ引きは「銭形平次」の様な正義の味方ではなかった・・・。豊富な文献から江戸の目明しの本質を探ろうとする本書。前半部は天保の改革以降、江戸の庶民に対してどのような規制が施され、どのような罪人があったかを探るもの。後半部において目明しも賭博・強請など様々に裁かれていることが判る。しかし、「罪状報告」の文献ばかりあたっているので当然「そんな罪人が多数いた」ことになるが、「そうじゃない者」もいたはずなんだがなぁ。そこへの視線がないのがちょっと不満。2018/10/03

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