平凡社新書<br> 江戸の科学者―西洋に挑んだ異才列伝

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平凡社新書
江戸の科学者―西洋に挑んだ異才列伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858754
  • NDC分類 402.105
  • Cコード C0240

出版社内容情報

世界に匹敵する異能の科学者たちが江戸時代の日本にもいた!元祖マルチタレント平賀源内から隠れた天才まで11人の波瀾万丈の生涯。

まえがき
江戸科学の興隆/彼らの生き方
本書に登場する人物たちの生没年一覧

第一章 究理の学へ

高橋至時──伊能忠敬を育てた「近代天文学の星」
若き師と五〇歳の弟子/伊能忠敬を育てた男/寛政暦に取り組む/糸魚川事件
ラランデ暦書との出会い/子午線一度/命をかけた翻訳/至時・景保父子と忠敬

志筑忠雄──西洋近代科学と初めて対した孤高のニュートン学者
通詞から学者の道へ/ニュートン主義者誕生/独自の思索の深まり/ケンペルの鎖国論

橋本宗吉──日本電気学の祖
大坂名物宗吉手妻/記憶の天才/江戸の科学ネットワーク/エレキテル訳説
天の火を取ること/キリシタン事件/大坂蘭学の火は消えず

第二章 江戸科学のスーパースター

関孝和──江戸の数学を世界レベルにした天才
独学で大成した天才/数学の興隆と孝和/傍書法から記号代数学へ/世界的水準の研究
多彩な業績/よみがえる和算の開祖/数学好きの日本人

平賀源内──産業技術社会を先取りした自由人
志度の天狗小僧/江戸の本草学者/ふたりの蘭学者/大山師誕生/エレキテルの修理・復元
発想の転換/文人源内/解体新書/非常の死/早すぎた明治人

宇田川榕菴──シーボルトを敬服させた「近代植物学の父」
菩多尼訶経/アキタブキ/シーボルト事件
『植学啓原』の刊行/日本初の化学書/博識多才の人

第三章 過渡期の異才たち

司馬江漢──西洋絵画から近代を覗いた多才の人
紀州侯の御前で地動説を講じる/銅版画を製す/科学的世界観と洋風画
長崎行き/地動の説/源内ゆずりの/死んだはずだよ

国友一貫斎──反射望遠鏡をつくった鉄砲鍛冶
江戸の近代技術者/彦根事件/気砲の製作/天狗寅吉異聞/生涯の大事業に
魔鏡と日本最初の反射望遠鏡/太陽黒点の観測/名工の最期/伝統と革新

第四章 明治科学をつくった人々

緒方洪庵──医は仁術を実践した名教育者
裸の塾生/医学に志して/伝染病との闘い/除痘館
闘いは続く/江戸へ/適塾から慶應義塾へ/洋学者教育

田中久重──近代技術を開いた江戸の「からくり魂」
からくり儀右衛門誕生/無尽灯/江戸からくりの精華「万年自鳴鐘」
佐賀藩に出仕/蒸気船をつくる/現代に受け継がれるからくり魂

川本幸民──信念の科学者、日本近代化学の父
藩始まって以来の秀才/生涯の師との出会い/絶頂から挫折へ/赦免の時
黒船なにするものぞ/化学者幸民の誕生/ビールと写真術/薩摩藩士となる
斉彬の死と集成館事業の終焉/英語教育を実践

あとがき
参考文献


新戸 雅章[シンド マサアキ]
著・文・その他

内容説明

世界に匹敵する異能の科学者たちが江戸時代の日本にもいた!元祖マルチタレント平賀源内、和算の大家関孝和、あのシーボルトも絶賛した博物学者宇田川榕菴、伊能忠敬を育てた高橋至時、コレラから日本を救った緒方洪庵、そして隠れた天才まで、科学史を変えた傑物たち。日本の近代科学技術の礎をつくった。一一人の波瀾万丈の生涯。

目次

第1章 究理の学へ(高橋至時―伊能忠敬を育てた「近代天文学の星」;志筑忠雄―西洋近代科学と初めて対した孤高のニュートン学者 ほか)
第2章 江戸科学のスーパースター(関孝和―江戸の数学を世界レベルにした天才;平賀源内―産業技術社会を先取りした自由人 ほか)
第3章 過渡期の異才たち―(司馬江漢―西洋絵画から近代を覗いた多才の人;国友一貫斎―反射望遠鏡をつくった鉄砲鍛冶)
第4章 明治科学をつくった人々(緒方洪庵―医は仁術を実践した名教育者;田中久重―近代技術を開いた江戸の「からくり魂」 ほか)

著者等紹介

新戸雅章[シンドマサアキ]
1948年、神奈川県生まれ。横浜市立大学文理学部卒。テスラ研究所所長、テスラ記念協会会員。ニコラ・テスラ、チャールズ・バベッジなど、知られざる天才の発掘に情熱を注ぐとともに、その発想を現代にいかす道を探る著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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トムトム

27
日本人は勤勉!好奇心の赴くまま、ひたすら研究を続けた人たちがたくさんいます。ヨーロッパ人が植民地を探して東の果てまで来てみたら、こんなに賢く文化的な国があったとは!!現在も使われている科学用語が江戸の科学者さんが翻訳時に作った言葉だと知り、驚きです。日本、サイコー!2020/10/01

セレーナ

13
伝記物が好きだし、江戸時代の生活用品の工夫は目を見張るものがあるし、科学好きだしということで飛びついてみた。それなりに知ってる人物から名前だけチラッと知ってる程度、今回初見の方まで11人、比較的読みやすい。様々なエピソードにショメールの「日用家庭百科事典」を元に化学実験したとか、部品を作ったとかあるけど、家庭百科事典にそんな詳細な記載があるものかと気になった。化学用語の発明は本当に凄い。それまで存在しなかった概念を自国語で理解させる力がある。知らない事を知るわくわくはずーっともっていたいものだ。2022/02/04

Aby

10
江戸時代でも自然科学に対する好奇心を持つ人がいないわけがない.新しい情報があれば,危険を冒してでも知りたい人たちが確かにいた.そういった人たちを知るためのとっかかりになる本.「蛮社の獄」など知ることで命の危険に晒されるのだから,学問は命懸けだ.科学はトップスター「だけ」がいるわけではなく,裾野が広くないとぶち抜けるスターは出てこない.この本には登場しない中層・下層も,かなり厚いと見るべきだろう.◆日本の科学史・産業史の初学者向けの本.一般向けなので,途中に小芝居が挟まっているが,これの書き方も上手いなぁ.2019/04/05

keisuke

6
「蘭学事始」を見た時にも思ったけど、今まで自分に無い概念を理解したり言葉をはめたりってどうしてできるのか。ここに出てる人だけじゃないんやろうけど、昔の科学者ってすごい。2018/05/30

Steppenwolf

6
E面白かった。山本義隆氏の明治以降の話を読んでから本書に取りかかったから何か日本万歳的な話かなと思っていた。しかし,どちらかというと江戸時代は,結局庶民が科学的なことを支えたという印象である。ときどき幕府が為政者として手出しすることがあったとしても中心は個人や少数の集団であった。今,瀕死の大企業の先祖とも言うべき田中久重など見事という言葉に尽きる。また,高橋至時とその同世代人はケプラーの法則まで自力でたどり着いていた事実は衝撃的ですらある。2018/04/25

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