平凡社新書<br> 「ネコ型」人間の時代―直感こそAIに勝る

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平凡社新書
「ネコ型」人間の時代―直感こそAIに勝る

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858747
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「ネコ型」人間を育て、活用するにはどんな関わり方や環境づくりが必要か。わが子、生徒、社員との関わりを念頭に、その転換を説く。

はじめに
第1章 人を「イヌ扱い」してきた学校・会社の罪
(1)組み体操で良心は育たない
なぜ、だれも助けないのか/裏切られた「親切な日本人」という信頼/親が危篤でも帰れない社員/「イヌ型」忠誠の行く末
(2)優等生が危ない!
素直なよい子が急に……/「自分を出せない」若者たち/人にも「権勢症候群」?/部活が運動嫌いをつくる/競技力にも悪影響を及ぼす恐れ
(3)精巧な調教装置
「イヌ扱い」を続けてきた理由とは/「イヌ型」人事管理の五点セット/制度に過剰適応した「イヌ型」の人材/クセはなかなか直らない
第2章 「ネコ転」で別人に変わる
(1)「パートのおばちゃん」がいると新人が辞めない
アニマル・セラピーはなぜ効くのか?/再犯者がゼロになった少年院/メンティーよりメンターが育つ現実/「パートのおばちゃん」と新入社員との関係/かつては職場に「斜めの関係」があった
(2)監督が投げ出したとたん、連戦連勝!
最弱チームが連戦連勝/極寒の訓練で起きた奇跡/開き直って「楽しい」に徹したら業績がV字回復/強制をやめたら参加者が増えた/「ネコ型」への転換で最高峰に/選手の自主性尊重で箱根駅伝四連覇/「夢が実現できる」と確信させる名監督/いかに「夢」を「確信」に変えさせるか/「ネコ転」はこうして起きた/「やればできる」の好循環
第3章 いよいよ「ネコ型」人間の時代に
(1)AI時代は「ネコ型」の天下
「受身のほうがトク」と考える若者たち/「出る杭」を伸ばしはじめた企業/背景にある情報化・ソフト化の大波、そしてAI(人工知能)/直感こそAIに勝る/直感の正体
(2)すべてを「遊び」に
遊び感覚で潜在能力が一〇〇パーセント発揮される/創造は「遊び」である/やがて「遊び」だけが残る
(3)「ネコ型」チームこそ最強
「ネコ型」チームワークが主流に/「ネコ型」集団は危機に強い/ネコはリーダーを育てる
(4)野良ネコに学ぶ現代の処世術
多元的帰属で自由を確保/選択肢があれば立場が有利に/副業もリスク分散の手段/「ネコ型」人間が好かれる理由/「ネコ型」は嫌われても、あまり憎まれない/「ネコ型」社会は住みやすい/若者は「隠れネコ」
第4章 人をみたら「ネコ」だと思え
(1)「ネコ型」人間の育てかた
イエスマンに育てない/幼稚園でも自己選択させるフランス/ドイツでは一〇歳で進路選択/自己選択が意欲と責任感を育む/「辞める」ことを前提にしたら人材が定着した会社/自発性を育てる工夫/テーマを与えて自主学習/クラス全員でほめ合う小学生/保育園児をもてなす取り組みで成績もアップ/自分の夢をみつける合宿
やはり、技は「盗む」(?)もの/教師、上司はサポーター
(2)「ネコ力」を引き出すには/努力の先に何があるのかを示す/自然に親しむことが大切なわけ/「承認」で挑戦意欲をかき立てる
(3)意図せぬ「イヌ扱い」を防ぐには
「自立型社員の育成」はなぜ失敗するのか?/自分だけ「ネコ」になってはいけない/思い入れを捨てよう/本音を出すと気持ちが通じる/自分のことに専念する
第5章 京都に学ぶ「ネコ型」社会のつくりかた
(1)「遊び」から価値を生み出す京都人
「イヌ型」社会のなかの「ネコ型」社会/京都の強みは「遊び」にある
(2)「ネコ型」社会を築いた京都人の智恵
なぜ日本は「イヌ型」社会になったのか?/原因は「ゼロサム」構造にある/閉鎖的だが革新的な街/「庶民的個人主義」の風土/「よそさん」には深い関わりを免除/「分化」すれば共存できる/だれにも「なわばり」が必要だ/「なわばり」をつくれば積極的になれる
おわりに
引用文献


太田 肇[オオタ ハジメ]
著・文・その他

内容説明

私たちの社会では、管理する側に都合のよい「イヌ型」人間を育ててきた。その結果、消極的で、上の指示を待つ人間ばかりになってしまった。だが「ネコ型」、つまり自らが自由に自発的に行動できるようにしたところ、別人のようにやる気を出し、倒産寸前の会社がV字回復したり、弱小少年野球チームが常勝軍団に、さらに中学校で不登校が激減したという。では、「ネコ型」人間を育てるには、どんな関わり方や環境づくりが必要か。国内外の多くの事例を盛り込みながら、日本人の行動様式の根本的な転換を説く。

目次

第1章 人を「イヌ扱い」してきた学校・会社の罪(組み体操で良心は育たない;優等生が危ない! ほか)
第2章 「ネコ転」で別人に変わる(「パートのおばちゃん」がいると新人が辞めない;監督が投げ出したとたん、連戦連勝!)
第3章 いよいよ「ネコ型」人間の時代に(AI時代は「ネコ型」の天下;すべてを「遊び」に ほか)
第4章 人をみたら「ネコ」だと思え(「ネコ型」人間の育てかた;「ネコ力」を引き出すには ほか)
第5章 京都に学ぶ「ネコ型」社会のつくりかた(「遊び」から価値を生み出す京都人;「ネコ型」社会を築いた京都人の智恵)

著者等紹介

太田肇[オオタハジメ]
1954年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。京都大学経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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葉月ねこ

26
上の立場の人に従順に従うイヌ型人間、自発的に仕事に取り組むネコ型人間。日本は立場の上下をはっきりさせる社会であるため、イヌ型人間が多い。これからの社会を生き抜くため、自発的に行動にでるネコ型人間になるべきだと著者は説く。上司がいなくなったら部下が責任を持って働き始めたり、後輩を指導する係がより成長するのは納得。たしかに干渉しすぎず、責任感を持たせるリーダーの方が良いリーダーと言える気がする。2021/10/16

hk

20
「仕事は労働と遊びに区分できる。労働とは、ある入力からは同じ結果しか生み出さない定型業務だ。一方、遊びとは同じインプットでも担当者の頑張り次第でアウトプットの質が大きく向上する作業のことをいう。労働においては上からの指示をに唯々諾々と従うイヌ型人材が求められるが、そこでは責任を問われない代わりにやりがいも希薄である。他方、遊びにおいては担当者の頑張りが結果の良し悪しに直結するためモチベーションは顕著であり、創造力が必要不可欠なためAIにも呑み込まれない…」 成程、仕事を労働と遊びへと峻別する視点は頂きだ。2018/06/17

Yutaka Matsuzawa

13
「ネコ」キャッチーワードにつられて読んでみた。従順で協調性はあるが受動的なイヌ型。上から抑圧されるのが嫌いな個人主義、でも自発的なネコ型を比較して、様々事例をもとに、これからはネコ型がいいよと書いた本。最近仕事がつまらないのが、仕事に意味が見いだせないのと慣れによるマンネリ化だとわかったのが今回の収穫。 2018/11/19

ごいんきょ

10
前から感じていたけどやっぱり私はネコ型人間だったようです。この本、人事部の担当に読ませたいです。2018/09/20

袖崎いたる

7
稀に見る駄本。新書を読んでて初めて付箋なしで読み終わったかもしれない。2018/05/31

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