平凡社新書<br> 人間が幸福になれない日本の会社

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平凡社新書
人間が幸福になれない日本の会社

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582858099
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本企業の封建的な体質にメスを入れ続けてきた著者が改めて問う会社論の決定版。日本企業を覆う病根を指摘し、処方箋を指し示す。

はじめに

第一章 日本の経営者はなぜ無責任か
籾井のようなトップはどこにでもいる/ワンマンは張り子の虎
トヨタの封建的土壌/酒田の“角福戦争”/人間を機械に近づける発想
トヨタの福沢幸雄事件/トヨタによるミサワホーム乗っ取り/白昼堂々の「修正」
責任をとらずに済む日本の企業/生産と生活の遊離が公害を生んだ
経済ジャーナリズムの腐敗/うまくいったら上司の手柄、失敗したら部下の責任
独裁者への抵抗

第二章 企業教のマインドコントロール
松下幸之助という教祖/「経営の神様」の消費者無視/松下政経塾は「最大の欠陥商品」
社畜ならぬ“社霊”/朝礼での“集団催眠”/社宅という日本的風景
社宅における相互監視企業ぐるみ選挙/企業の社員研修と修養団/修養団とは何か
戦後の修養団を支えた企業/強いられた「自主性」/みそぎの日立/日立の前近代的体質「会社に民主主義はない」

第三章 ミドル残酷社会
会社は社員のエキスを吸い取る/「逆命利君」の精神を
アウシュヴィッツ収容所長の告白/「兵隊はモラルを判断しない」/過労死と自殺の間で
経営者、上司、労組が共犯者/三菱重工の「加用事件」/日経を内部告発した記者
エリート課長の反乱/出世欲の餓鬼道について/“怨歌”としての経済小説
私の経済小説家地図/「将」と「兵」のどちらに光をあてるか

第四章 ホワイト企業のブラック性
ブラックの尺度は労働条件だけではない/東京電力こそ最大のブラック企業
役人ではなく、厄人/勲章をもらうのは国に借りをつくること/関西電力の閉鎖体質
オリンパス問題を報道しないメディアの堕落/「よい会社」とは何か
テレビCMをやたら打つ企業は要注意/教訓を垂れるトップと離職率
「最後の総会屋」が獄中から送ってきた“遺書”

第五章 まともな経営者はどこにいるか
「和」を排した本田宗一郎/松下グループの変わり種/経団連を嫌った井深大
バブルに踊らなかった銀行頭取、武井正直/「企業は“混一色”でなければ」
小倉昌男と運輸省のケンカ/「お役所仕事の官業を食った男」
三澤千代治と山本幸男/ナマズの活用法/三澤の「社長=クズ箱」論

第六章 チェックシステムの不在
自分で自分を社長に選ぶ取締役会というしくみ/短く終わるのが至上命令の株主総会
電力会社に骨抜きにされたメディア/監査役の限界
労働史上に残る東電労組委員長の発言/「苦情こそ宝」と言った樋口廣太郎
欧米における市民の企業チェック/勲章拒否の経営者の系譜

おわりに

企業と企業人論の新古典50冊
本書に登場する企業一覧


佐高 信[サタカ マコト]
著・文・その他

内容説明

責任をとらずに済む経営者、社員を蝕むマインドコントロール、チェックシステムを果たせない労組、監査役…。「失われた二十年」を経て、日本企業は何が変わり、何が変わらないのか。企業社会の病根はどこにあるか。“ブラック企業”批判の元祖である論客が改めて問う日本企業、企業人論の決定版。

目次

第1章 日本の経営者はなぜ無責任か
第2章 企業教のマインドコントロール
第3章 ミドル残酷社会
第4章 ホワイト企業のブラック性
第5章 まともな経営者はどこにいるか
第6章 チェックシステムの不在

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年山形県生まれ。評論家。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る。「週刊金曜日」編集委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Satoshi

2
日本人は無宗教であるが、会社という宗教に入っているので、それが精神の支えになっており、会社を辞めた瞬間からその人間関係が無くなり、精神のバランスを崩す人もいる。私も企業に勤める身として、耳が痛い。若手社員に向かって、会社でのみ通用する理屈を強要していることもある。組織に属している以上、しょうがないこともあるが、自分の仕事が公益性という意味でどのようなものなのかを考え直すいい機会となった。2018/07/10

しびぞう

2
佐高信の本は初めて読んだのだが、昔からの読者でないと読みこなすのは難しいと感じた。会社によくいる偉い人の話を、同じ会社にいる部下だからこそ理解できるという状況があるが、本書は正にそんな感じだった。要するに内輪受けということだが、それが、東大出身者を小バカにして悦に入る筆者の限界だということだろう。ただ、人に対するアンテナはとても高いと思った。2016/05/26

タイガ

1
だっ!読み終わったハァ!ちょっと飲み物飲み物『ゴクゴクゴク』フー...あースッキリした!内容はどうだったかって?………比喩表現がっ面白かった★茶番終了 がぁ...謹製、嘰る、嗤笑、諫め、矮小、冥福、編纂、子女、出処進退、馘首 意味が解るかい?読めるかい? 読めるか!!意味も解らん!!!いちいち調べたぞゾオオォォォォーイ!食べにくいもっと柔らかく作ってくれりゃいいのに...イップスだよ、この本のせいで読書イップスになっちまったよ。・・・・・・・・・治ったからいいけど.2016/09/08

oooともろー

0
硬骨の士。真のジャーナリスト。批判は実名でなければ意味がない。トヨタ・日立・パナソニック・東電・NHK・ユニクロ・ワタミ…ブラック企業のオンパレード。就活前にぜひ一読を!2017/01/14

siru

0
世間的に優良企業と言われていても、表立って知られないことがあることが分かった。一面だけでしか分かっていないと、その会社の本質が見えなくなる。良い会社とは何だろう、ということを考えさせられる。松下幸之助と本田宗一郎、2人の違いを知らない自分にとって、本田宗一郎の「和を排する」考え方に興味を持った。2016/06/02

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