出版社内容情報
水道水とミネラルウォーターはどちらが安全? 水をめぐる戦争が起きる? 77のQ&Aからわかる、身近で不思議な物質「水」の姿。
【著者紹介】
法政大学教授
内容説明
人間は水を飲まないと生きていけない。しかし、あまりにも身近であるがゆえにわれわれは水について知らなさすぎるのではないか―。「これからは水をめぐる戦争が起きる」とも言われる21世紀。水を知ることは現代人の必修科目だ。水の科学的秘密から、怪しげな水ビジネスのウソまで、理科教育の第一人者が徹底解説。
目次
第1章 切っても切れない、水と体の関係
第2章 身近な飲み物 水道水とミネラルウォーター
第3章 「健康にいい」水は本当に体にいいのか
第4章 水の科学的秘密
第5章 水の3つの状態―氷・水・水蒸気
第6章 水とともに生きる
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
1949年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育、科学・技術教育。東京大学教育学部附属中学校・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授などを経て、法政大学教職課程センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くさてる
13
面白かったです。水と身体の関係から、そもそも水って何なのかということ、さらにはもっと身近な浄水器やミネラルウォーターに水道水のことまで、水に関する77の知識が得られる内容です。身近な存在なだけに、それにつけこむニセ科学や、正しいつもりでそうでもない知識があることが良く分かりました。化学的な記述がある章もありますが、全体的に分かりやすく読みやすい一冊です。水にこだわるひとには一読をお勧めします。2015/11/09
アセロラ
3
日本で輸入している大量の農畜産物には、それらが育つまでにその国の水がたくさん使われていて、水資源も同時に輸入している。つまり日本の生活は、外国の水資源に支えられているとのことです。そこまで考えたことなかったので勉強になりました。日本は予算をたくさんかけて上下水道を整備してくれて、大体どこでも安全な水道水を使えます。日本の自慢だと思ってます。いつも私は水道水をゴクゴク飲みます。なんの問題もありません。おいしいです。「体にいい!」「○○水!」がインチキだとわかりました。2018/10/17
Humbaba
1
人の体の多くを占めている水。そのような水だからこそ、多くの人が様々なことを語っている。ただし、著名な話だからと言って、人口に膾炙していることとそれが事実であることは必ずしも等号で結ばれるわけでもない。誤った情報を信じたとしても、すぐに大きな被害を被るということもないだろうが、誤った情報をさらにほかの人に広げてしまうのはあまり褒められたことではないだろう。2025/08/05
もぴっち
0
この本を読むまで知りませんでしたが、水にまつわる悪質な商法があることを知りました2017/07/28
うに
0
迷信と一般常識と高校〜大学1年程度の化学のお話2016/03/24