出版社内容情報
バード研究の第一人者がその生涯と日本の旅に焦点をあてた決定版入門書。従来のバード像を変える力作!
内容説明
イザベラ・ルーシー・バード(一八三一~一九〇四)は、世界を旅し、その魅力的な紀行文でヴィクトリア時代を代表する旅行家となった。とりわけ『日本奥地紀行』(『日本の未踏の地』)はよく知られている。当時は外国人の旅行に厳しい制限があったにもかかわらず、長期にわたる日本各地への旅ができたのはなぜだろうか?また、この旅を計画したのは本人なのだろうか?国際的に高い評価を得ているバード研究者が、その生涯と日本の旅の真実を描き出す。
目次
第1章 旅と旅行記を正しく理解するために(旅と旅行記を科学する;旅行記の読みの定理 ほか)
第2章 イザベラ・バード旅の生涯(誕生からカナダ・アメリカの旅まで―第1期の旅;オーストラリア、ハワイ諸島、ロッキー山脈そして日本の旅―第2期・第3期の旅 ほか)
第3章 一八七八年の日本の旅の特質(地域的・期間的限定のない旅;特別の内地旅行免状によって可能となった旅 ほか)
第4章 連携する支援と協力(パークス公使夫妻の支援;その他の支援と協力)
第5章 日本の旅と旅行記がもたらしたもの(バードと関係者にとっての意義;バードの旅と旅行記が欧米にもたらしたもの ほか)
著者等紹介
金坂清則[カナサカキヨノリ]
1947年生まれ。地理学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。京都大学名誉教授。イザベラ・バードに関する研究と写真展等の活動により王立スコットランド地理学協会特別会員、日英協会賞受賞。訳書にイザベラ・バード『完訳 日本奥地紀行』(訳注、日本翻訳出版文化賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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