出版社内容情報
文字に記される前にはどんな遺跡があったのか。美しい街並みや教会の見どころは？など、38件の世界遺産の魅力をペーターが紹介！
内容説明
古代へのロマンをかきたてる水上住居跡や、「ヨーロッパの父」カール大帝が建てたアーヘン大聖堂、ルターが聖書を訳し、ワーグナーがオペラの舞台にしたヴァルトブルク城、デザインの世界に革命をもたらしたバウハウスなどなど、ドイツが誇る世界遺産の数々を、一挙ご紹介！ペーターのおしゃべり解説もお楽しみください。世界遺産をめぐりながら、ペーターと時間旅行の旅へ！
目次
第１章 ドイツ史の謎とローマ帝国との戦い
第２章 カール大帝の遺産
第３章 神聖ローマ帝国と都市、教会の時代
第４章 宮殿と庭園の時代
第５章 産業遺産の時代
第６章 海と山と森の遺産
著者等紹介
エンダーライン，ペーター［エンダーライン，ペーター］ ［Ｅｎｄｅｒｌｅｉｎ，Ｐｅｔｅｒ］
１９６３年ドイツ・ブレーメン生まれ。ハンブルク大学人文学部日本学科を卒業し、同大学大学院修士号取得後、早稲田大学文学部に１年間留学。国立教育研究所（現・国立教育政策研究所）で研究協力者を務める。兵役の代わりに、北海の孤島ヘルゴランドで救急隊員の活動を経験。現在、ハンブルク郊外在住。バーデン・ヴュルテンベルク州観光局東アジア地区担当ディレクター。日本の地理や歴史に精通し、古典と漢字をこよなく愛する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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yyrn
2
ドイツ各地に点在する３９の世界遺産を古代・中世・近世・近代と順に紹介しているので、読んでいるだけでドイツの歴史を概観できる点が優れているが、それにしてもこんなに華美で豪華な大聖堂や宮殿を各時代においてアチコチに整備するなんて、どれだけ領民を搾取し続けたのかと、素直に感動は出来なかった。だって、私がその時代に生きていたら支配階級ではなくて、絶対その他大勢の搾取される側にいただろうなと思うから。異国の敵から身を守るための城塞都市なら分かるが、権力を誇示するためだけの華美な宮殿なんて、一つか二つあれば十分だ。2016/05/17
西夏
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ひょんなことで貰った本。ドイツが好きで、何回か旅行や短期滞在もしたけれど、知らない魅力溢れる場所を色々と教えてくれる本。今すぐ、ドイツに行きたい！！2021/03/07
Bagoly
1
ドイツにある全39箇所の世界遺産を網羅した珍しい本。これらの世界遺産がおおむね年代順に並べられているため、これを１冊読むだけでもドイツ史を通史として理解することができるという、なかなかの優れものです。ただし、世界遺産のかなりの部分は公共交通機関だけでは相当行きづらい場所にあるため、日本から旅行する場合には余程工夫しないと多数を見て回ることはできません。（私はのべ３年間の滞在中に37箇所を巡りましたが…。）ドイツ旅行を企てる際には、姉妹本『ペーターのドイツ鉄道旅行案内』も併せて参考にされると良いと思います。2014/09/27
Takashi
0
ようやく読破。戦争に次ぐ戦争の歴史だったドイツだが、世界文化遺産の豊富さに驚かされる。ドイツの通史を把握しながら各遺産の紹介になるので、単なるガイドにとどまらない。若き日のヘルベルト・フォン・カラヤンがオペラの音楽監督をしていたアーヘンの街と聖堂、行ってみたいな～。2015/07/25
Moish
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自国の世界遺産を全踏破なんて、ドイツ人と日本人しかやらないだろうな、なんて突っ込みを入れつつ、内容には大満足。①地域別や様態別ではなく、成立年順に並んでいて、歴史の流れの中で世界遺産を捉えるのに最適。②章は、ローマ時代、中世、近世、近代に分かれいて、各章の冒頭で時代の概略を簡潔に紹介している。③著者撮影の写真がキレイ。④ドイツ人の著者の日本語が、日本人以上に巧み。⑤何らかの理由で見れていない遺産は「見ていない」と素直に認めている。日本でもできないかな、と考えたけど、日本の世界遺産は各時代に分散していないか2015/04/09
