平凡社新書
エネルギーとコストのからくり

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582857276
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0244

出版社内容情報

まえがき

序章 エネルギーをコストから考える
Q?1 狩人の使うエネルギーと、獲ったウサギが持つエネルギーはどちらが大きい?──狩人とウサギの話
Q?2 リンゴはどこから採る?──リンゴの木の話
Q?3 エネルギーのコストってどうやって決まるの?

第1章 石油の歴史を知ろう
Q?4 石油価格はなぜ変動するのか?
Q?5 石油は昔からあったのになぜ使わなかったのか?
Q?6 産業革命はなぜ起きたのか?──ヨーロッパは昔から強国ではなかった
Q?7 なぜ石油が広まった?
Q?8 石油の単位のバレルって何?
Q?9 日本にも石炭があったのになぜ石油に替わったのか?
Q??10 日本は資源小国というが本当か?
Q?11 ヨーロッパは産油国だということを知っていましたか?
◆エネルギー略年表

第2章

内容説明

「石油は枯渇しないけど、使えなくなる!?」「日本は資源小国ではない」「大規模農業はできなくなる」などなど、エネルギーのコストパフォーマンスを知ることで今までわからなかった社会のしくみが見えてくる。

目次

序章 エネルギーをコストから考える
第1章 石油の歴史を知ろう
第2章 石油ピークって何だろう?
第3章 石油に代わるエネルギーは、今どうなっているの?
第4章 エネルギーの社会学
第5章 石油ピーク後の社会で生きるには

著者等紹介

大久保泰邦[オオクボヤスクニ]
1954年東京都生まれ。工学博士。NPO法人もったいない学会副会長。東京大学資源開発工学科卒業。通商産業省工業技術院地質調査所に入所、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、アジアの政府間機関COOP、経済産業省・産業技術総括調査官、政府間機関Group on Earth Observations(ジュネーブ)を経て、現在、産業技術総合研究所・地質分野研究企画室連携主幹。日本学術会議連携会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Francis

11
現代文明を支える石油を主とするエネルギーについて主にコストの面から考察した本。ピークオイル、シェールガス、石油の可採年数、自然エネルギー、アメリカとヨーロッパの文明のあり方の違い、など参考になる話が多い。ただ何となくではあるが、環境保護運動、市民運動的な考え方に親和的な感じがするのがちょっと馴染めなかった。電気自動車の例を見ても今はこの方面のイノベーションはかなり進んでいるはずで、そっちの知見をもっと取り入れてほしい気がする。2019/09/14

wearnotequal

4
興味深い本。石油は今後価格上昇する。理由は採りやすい石油は取り尽くしており、採りにくい石油しかない、結果コストに跳ね返る。石油は有限でありピークも2020年と予測。石油に頼る全ての業界が影響をうける。対処法がこの本にはなかったのが残念。2015/02/07

telephone

2
今はコロナ一色だが、エネルギー確保も大きな課題だ。大陸ではバッタが大発生しているらしいし、人類の未来が心配だ。2020/05/05

rc005063

2
我々の生活がいかに石油に依存しているか、知ってるようで知らなかった石油についての知識を得れる。広く浅く勉強するのにピッタリで、面白く読めた。例え話を使いながらわかりやすく説明してくれるし、文章も読みやすい。良い教養本だと思うが、題名から本書の内容が分かりづらく、とっつきにくいと思う。本のタイトルって大切だなー、中身はオススメです2019/02/08

Y.m.Kim2

2
・中日、日経 書評掲載 『日本人はヨーロッパとアメリカを一緒にしますが、大きな違いがあるのです。つまりアメリカは石油の大量生産で発展したため、石油漬けの国になったのに対し、ヨーロッパは石油大量消費の歴史が、長い戦争の歴史に比べ相対的に短いため、石油のない古い時代の生き方が社会に息づいている国々であるということです。これが、石油ピークに対するアメリカとヨーロッパの政策の違いとして表れています。アメリカの中東政策は端的に石油を獲得するためのものと思って良いでしょう。』2016/01/23

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