内容説明
他の子とはちょっと違う“はざまの子”たち。彼らを育ててきたお母さんたちは、どんなことに悩み、どう乗り越えてきたのだろうか?生まれたときのこと、学校のこと、そして就職のことなど、子育ての全部を、根ほり葉ほり聞いてみた。『発達障害 境界に立つ若者たち』の続編。
目次
第1章 子育ての柱は「無理をせず、無理をさせず」―「広汎性発達障害(PDD)」を抱えるツトム君のお母さん(一口で言えば「真面目な子」;私は特に取り柄もない普通以下の母親 ほか)
第2章 仕事、家事、子育て、目一杯でも「それが喜び」―LD傾向を抱えるタケシ君のお母さん(多忙な子育て。でも、仕事は楽しかった;三〇センチ幅のところにじっと座っていられない子だった ほか)
第3章 障害を受け入れることは「そのまま」を認めること―「軽度知的発達障害」を抱えるアミちゃんのお母さん(勝手にこの子はできないんだって決めつけてた;障害を持つなんて夢にも思ってなかった ほか)
第4章 「明るい自由人」の子どもを持って―「高機能自閉症」を抱えるヨシカズ君のお母さん(一言で紹介するなら「自由人」;笑うことで救われる気持ちになることは多い ほか)
第5章 多くを求めず、穏やかで平凡である幸せ―「学習遅進」を抱えるマリコさんのご両親(仕事中に怒鳴られて泣いたこともあった;子育てって、何て楽なんだろうと思ってました ほか)
著者等紹介
山下成司[ヤマシタセイジ]
1953年山口県生まれ。不登校で高校中退後、17歳で上京。美術学校に学びつつ、音楽活動を開始。レコード・デビューも果たす。83年に渡米し、イラストレーションを本格的に学ぶ。90年に帰国し、山下セイジ名義でフリーランスのイラストレーターに。翌91年からは、仕事のかたわら、LD児、境界児のための私設学校で美術・英語などの授業を受け持つ。以後、イラストレーションの仕事と並行して、2009年に閉校するまでの18年間、発達障害児教育の現場に立ち続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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