平凡社新書<br> 近代部落史―明治から現代まで

電子版価格
¥858
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社新書
近代部落史―明治から現代まで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855692
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0221

内容説明

差別は人種主義を基軸として時代ごとに形を変え、現代まで根強く存続するに至る。部落問題から戦後日本の民主主義を問い直す。

目次

第1章 近代国家の成立と再編される身分(賎民身分の廃止;「開化」と「旧習」のはざま;「異種」という眼差し;「家」/地方制度の成立と排除される被差別部落;“同じ”になることの希求―部落改善運動の生起)
第2章 帝国のなかの部落問題(部落問題の「発見」―部落改善政策の開始;浸透する人種主義;大日本帝国の一体化を求めて―「融和」の浮上;「暴民」像の形成―米騒動と部落問題)
第3章 解放か融和か(自力解放を求めて;「エタ」としての誇り―全国水平社の創立;被差別部落の女性と婦人水平社;「融和」をめぐる対立―中央融和事業協会)
第4章 「国民一体」と人種主義の相克(「国民一体」をめぐるせめぎ合い;新体制への期待と現実;「人種」から「民族」へ;資源調整事業への動員)
第5章 戦後から“いま”へ(部落解放運動の船出;戦後改革・復興と被差別部落;高度経済成長と広がる格差;部落解放運動の高揚;部落問題の“いま”)

著者等紹介

黒川みどり[クロカワミドリ]
早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。博士(文学)。現在、静岡大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品