内容説明
様々な若者文化が円熟期を迎えた1960年代英国、一人のサッカー選手が彗星のごとく現れた。彼の名はジョージ・ベスト。卓越した技術とその人気から「5人目のビートルズ」と呼ばれ、“Maradona good,Pele better,George Best!”と言われた彼こそ、正真正銘のスーパースターだった―死してなお人々を魅了し続ける「ベルファスト・ボーイ」の栄光と挫折の物語。
目次
序章 ジョージ・ベストの葬儀の日
第1章 ベルファストの少年―一九四六‐一九六一年
第2章 バズビーの子どもたち―一九五八‐一九六三年
第3章 少年ベスト、輝く―一九六三‐一九六五年
第4章 「エル・ビートル」の魔法の夜―一九六五‐一九六六年
第5章 バズビーの聖杯探求―一九六六‐一九六七年
第6章 聖杯の成就―一九六七‐一九六八年
第7章 ベスト、ユナイテッド、崩れる―一九六八‐一九七四年
終章 ピッチへ、歓声のなかへ
著者等紹介
川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年横浜市生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、日本女子大学文学部教授。英文学専攻。2008‐09年、ランカスター大学英文学科客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たー
6
ベストのプレーをリアルタイムで見た世代ではないが、マンUのファンなので読んでみた。マラドーナもそうだけど、急に有名になると大変なのかなぁ?2011/02/12
ジュンジュン
4
「マラドーナ・グッド、ペレ・ベター、"ジョージ・ベスト"」の伝記。流麗な筆致とサッカー知識からてっきりスポーツライターかと思ったら、大学の先生でびっくり。マンUの伝説(飛行機事故の悲劇から悲願の戴冠までの10年)と分かち難く結びついたベストの短くも太い人生はまるでドラマのようだ。2018/05/08
coolmonster
2
実は一番印象に残るのは、あとがきでサブプロットと記されている欧州カップ獲得までの苦難の道のりである。背筋がゾクゾクするほど面白い。主人公については、 Jリーグ初期の一部スター選手の転落の歴史と重ねて見てしまって、とても切なかった。2014/02/20
ネジマキ
2
Maradona good, Pele better, George best!とまで言われるほど全盛期がすごかったんだなーって思いました。プレーのみならマラドーナやペレのような選手もいただろうけど、当時の時代背景や容姿の良さなどが合わさって伝説となったんだなーと思った。2011/05/27
naoto
1
自分がイングランドリーグ見始めたのは…テレ東「三菱ダイヤモンドサッカー」を見始めたのは…80年代半ばで、もう時代はリバプール、イアン・ラッシュだったんで、ジョージ・ベストはリアルタイムでは見てないんどけど。サッカーの話はいろいろ伝説を聞いてるけど、プライベートはまったく知らなかったので、最後の凋落ぶりはショックでもある。知らなくていいことも、あるのかも。2021/11/17
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